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あなたside
昨夜、
私は紫耀くんの看病をしながら寝落ちした…らしい
好きな人の部屋に一晩中いたってこと…?
今更照れ臭くなり、頬が緩む
海人「何ニヤニヤしてんの?」
あなた「!?」
岸「なんかいいことあったんスカ!」
リビングに降りると、5人もいた
あなた「え…おはよう、みんな早いね…?」
岸「俺らも紫耀のこと心配だし」
海人「あなた1人に看病させるわけにもいかないしね」
神「よく眠れた?」
あなた「えっ…あ、うん」
紫耀くんの部屋で寝落ちしてニヤついてました
なんて口が裂けても言えないな
あなた「それよりみんなありがとう」
岸「いーって!」
海人「じゃーん!俺特製のおかゆ!」
あなた「紫耀くんきっと喜ぶね☺️」
廉「そう?あなたのおかゆの方が…」
あなた「え?」
玄樹「まぁ持って行ってみようよ」
────
紫耀side
コンコン
紫耀(あなた?早いな)
扉を開けると、
廉海岸神玄「しょ〜、だいじょーぶ?」
全員いた
紫耀「お、おう、だいぶ」
あなた「海人がね、おかゆ作ってくれてたの」
紫耀「マジ?」
海人「マジ!紫耀チャンへの愛のおかゆ!!」
海人「これ食べて元気出して!!」
紫耀「おいしそーじゃん!ありがとな」
廉「ほんまはあなたのおかゆのが良かったやろうけどな」
あなた「…?」
紫耀「廉は一回黙っとれ」
あなた「さっきから何言ってんの?」
玄樹「あなたは気にしなくていいんだよ☺️」
岸「俺らの朝飯はあなたに作ってもらうか!」
海人「さんせーい!腹ぺこ!」
あなた「はいはい(笑)」
いーなぁ、俺も食べたいなぁ
とは思ったが、そんな食欲はない
それに、海人のおかゆ、めちゃくちゃ美味
早起きして作ってくれていたことも素直に嬉しい
紫耀「俺はもうちょっと寝とくわ」
紫耀「海人、ありがとな」
海人「うん!おやすみー」
あなた「お昼ごはん、食べたいものあったら言ってね」
紫耀「あんま寝てないんじゃないの?休んだら?」
あなた「平気!紫耀くんこそ早く元気にならないと、明日お仕事でしょ?」
紫耀「…分かった」
一晩中、俺の部屋にいたよな?
風邪移ったりしてねーよな……?
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。