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あなたside








あなた「あの…」


紫耀「ん？」


あなた「寝れないんだけど」


紫耀「なんで？」


あなた「なんでって……」





横で私を見つめる紫耀くん、


いや、見過ぎだろ





あなた「寝ないの？」


紫耀「あなたって結婚願望ある？」


あなた「…………？」







唐突〜〜！！


紫耀くん、会話って知ってる？（失礼）

急にどうしたんだろう

まさか私と結婚したいの？


……いやさすがにお花畑すぎる私の脳内（苦笑）





紫耀「俺、あなたとずっと一緒にいれたらなぁって思うよ」





あながちお花畑でもなかった


否、これは紫耀くんがお花畑なのかも（失礼②）




………でも、




あなた「そりゃあ、私も一緒にいたいよ」


紫耀「俺、家族が欲しいんだよね」


あなた「…？うん」


紫耀「あなたとは一緒にいて楽しいなぁって思ってた

　　　…けど、将来のことも考えたいって思った」






えっと、それは

つまり



どう意味なんだろう






紫耀「重いのは分かってるんだけど、結婚を前提にしてもいいかな」


あなた「……」






口から言葉が出ない


どうしてすぐに返事ができないの






紫耀「あなた？」


あなた「……嬉しい」

　　「…けど、びっくりしたの」


紫耀「だよね、俺もさっき考えたから」


あなた「さっき！？」


紫耀「あなたと一緒にいたいっていうのはずっと思ってたけど

　　　結婚とかはさっき思ったんだ」


あなた「テンポよすぎない」


紫耀「あなたには俺と幸せになってほしくて、どうしたらいいかと思って」


あなた「紫耀くん、私紫耀くんといれて幸せだよ」





紫耀くんに幸せにしてもらおうなんて思ってない

紫耀くんと一緒に、自分で幸せになる

紫耀くんといる時の私だから、幸せ


　


あなた「自分の幸せは自分で選びたいの」


あなた「紫耀くんがそう思ってくれてるのは分かったけど、

　　　今の私は今が幸せだから、ゆっくりでもいいかな」


紫耀「うん、分かった

　　　俺が思ったこと、知っててくれるだけで十分だよ」


あなた「ありがとう」






これでいいんだよね


まだ、想像つかないけど、考えておかなきゃ


でも大好きな紫耀くんとのことならいくらでも悩めそう


なんて幸せな悩みだ






あなた「私紫耀くんのこと大好きだからね」


紫耀「……風夏、おいで」





トントン、とベッドを叩く紫耀くん


腕枕されろってこと？


ふあ〜！キュン！！


本日２回目の『おいで』ゴチ





あなた「お邪魔します…//」










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