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あなたside




みんな「いただきまーす！」




玄樹「おいしかったー！」

岸「おかわり！」

あなた「はーい」

あなた「あ、紫耀くんもいる？」

紫耀「俺は…今日はいいや」

あなた「？？」

海人「珍しいね？」

あなた「あ、もしかして辛かった？」

紫耀「いやカレーはうまかったけど」

あなた「そっか、よかった」

紫耀「俺疲れたから先に部屋戻るね」

あなた「だ、大丈夫？」

紫耀「うん、ごちそうさま」

あなた「……」

あなた「あ、岸くん、すぐおかわり持ってくるね」

岸「おう、サンキュ」



キッチンに向かいながら紫耀くんのことを考える

紫耀くんの様子は、食べている間も少し変だった

手伝いに来た時までは普通だったと思う




何かあったのかな？

それとも私が何かした？



ほんとに疲れてるのかな？




でもお仕事のこととかだったら分かんないし────




と、ここであることに気づく




私、紫耀くんのこと




あんまり知らないや────────





────



紫耀side



岸くんに、あなたのことを好きかと聞かれた

あれから俺はあなたの顔をまともに見られないでいる


コンコン



廉『俺や、入んで』

紫耀「おう」


ガチャ


紫耀「どうかした？」

廉「どうかしてんのは紫耀や」

廉「話聞くから、ほれ、言うてみ」

紫耀「別にどうもしてねーよ」

廉「そんなん通じるわけないやろ」

廉「あなたのことっちゅうのは分かってんねん」

紫耀「あなたのことは別にどうにもなんないから」

廉「頑固やな〜何をそんな考え込んでんねや」

紫耀「俺のこと能天気だと思ってんの？(笑)」

紫耀「色々あんだよ」

廉「あんなぁ能天気なのはええけど」

廉「ボケボケしてたらどっかの男に持ってかれんで」

紫耀「そっちのがいんじゃね？」

廉「そのどっかの男が……メンバーでも？」

紫耀「！？」

廉「さすがに驚いてんなー」

廉「ま、俺から言うんはここまでや」

紫耀「…」

廉「お前だけの味方するんは良くないしなぁ？」

廉「俺部屋戻るわ」




なんだよ……


メンバー…？




あなたは普通の大学生


俺らは世間の目がある芸能人





でも────────




もしメンバーの誰かがあなたのこと好きだったら…



そのときは…






負けたくない






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