第43話

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2020/07/28 08:00
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あなたside





神くんが手伝ってくれたおかげで、片付けは早くもひと段落した


あとはみんなのグラスと…あのオードブルだけ……


残してもパッキング、完食しても食器洗いが残っている


内心、もちろんさっさと片付けたかったが、これも仕事



酔いが回っていたので

待っている間少し夜風に当たろうとバルコニーに出た




紫耀「あなた?酔ったの?」




先客は、紫耀くんだった



あなた「ちょっとだけ」

あなた「お酒飲んだの久しぶりだったから」

紫耀「そっか、寝込んでたもんね」

あなた「…あ、ごめんね、お邪魔しちゃったかな」

紫耀「全然(笑)」

あなた「紫耀くんは酔ってなさそうだね?」

紫耀「あなた送れなくなっちゃうと困るから」



ドキン



あなた「…歩きだから平気なのに……」

紫耀「ちょっと長く一緒にいれるじゃん?」




なんか…紫耀くんの方が危ないような


思わず照れてしまうような言葉を次々と……





あなた「何急に…(笑)」

紫耀「嫌?」




………ずるい人




あなた「嫌…じゃ、ない」

紫耀「だよね☺️」



な、何それ………




紫耀「ねぇ、あのさ



仕事、辞めない?」




ん?



あなた「え、なんて?…」


紫耀「俺らと、ここに住も?」




え?────────






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