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番外編《名探偵永瀬廉》
廉side
30秒前、紫耀は謎の誰かさんに電話をかけに行った。
海人「ね!誰かな?」
玄樹「隠すってことは女の子でしょ〜♡」
神「女の子なのは間違いなさそうだよね」
岸「エッ、そうなん?」
廉「優太は鈍すぎやねん」
廉「なぁ、賭けへん?(笑)」
海人「いいね!」
玄樹「何賭ける?」
廉「じゃあ〜、紫耀から焼肉権な」
岸「爆」
玄樹「じゃあドラマのスタッフさんに一票」
海人「ヘアメイクさんに一票!」
神「学生時代のクラスメイトで現在OLに一票」
廉「やたら詳しいな(笑)」
廉「俺はー……」
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突然ですが、ここで永瀬名探偵の推理タイム
紫耀は一体誰のことで悩んでいるのか────
電話かけることにめちゃめちゃ抵抗あるようやったな
恋愛やと攻めのタイプの紫耀が……?
まぁ恋愛かどうかは分からんけど、
十中八九そんな感じやろ
俺らにも言えへんってことは結構大事やで
簡単に思いつくような人ではないな
ってことは芸能関係者はなしか
めちゃめちゃ権力者とか、財閥の御令嬢とかやろか?
いや待って、それはそもそもどこで出会うんや
仮に出会ったとして、
俺ら一応ジャニーズやし写真でも撮られたらー
とか考えたら易々と電話番号なんか教えられへんな
出会いやすいのは声かけてくるファンの子やけど…
ファンの子〜?なんかしっくりきぃひんわ
めちゃめちゃ歳上のおねー様か
めちゃめちゃ歳下のちっちゃい子とか?
イメージは歳上やんな
ま…まさか既婚者…!?
いや、もし恋愛やないならその可能性もあるけど
恋愛なら紫耀に限って不倫はありえへん
ごめんな、紫耀、変なこと考えて( ̄▽ ̄)
あ、
そういえばこの前女子大でイベントする言うてたやん
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廉「女子大生に一票」
岸「えー!じゃあJKに一票!!」
廉海神玄「(引)」
岸「えっ、何?」
廉「あとで紫耀に言ったろ(笑)」
岸「ヤバイ?待って、ヤバイか、キレる」
廉「いーや、もう言うって決めた」
岸「廉ン!頼む!勘弁して!サッセ!」
この賭け、俺の勝ちや
紫耀「ただいま…」
海人「おかえり!どうだった!?」
紫耀「出なかった」
神「その人何やってる人?」
紫耀「大学生…………あ」
ほれみてみぃ
廉「ほ〜〜😏」
海人「え!そうだったんだ!!」
紫耀「バレた…」
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海人「実は賭けしてたの!」
神「紫耀の電話の相手は誰かって」
紫耀「俺で遊んでんな(笑)」
廉「見事俺の勝利や、紫耀、焼肉楽しみにしてんで」
紫耀「!?!?俺が奢るん!?!?!?」
紫耀「ちなみにみんななんて言った?」
海人「ヘアメイクさん!」
玄樹「ドラマのスタッフ」
神「元クラスメイトで現在OL」
岸「じ…ッダァッッ」
紫耀「は?(笑)」
廉「じぇーけーやで」
紫耀「げ、女子高校生の?」
神「そうだよ」
紫耀「岸くん俺のことそんな風に見てたんだ☺️💢」
岸「紫耀ッ!マジでそんなつもりじゃ!!」
海人「さすがに未成年でしかもJKはねー?」
玄樹「一歩間違えれば刑務所行きだもんねー」
神「大人の男は多分卒業するの待つよね」
廉「それを既に片足突っ込んだみたいに言ってさぁ」
岸「みっ、みんなして俺を売るなぁぁぁ!!!!」
あーおもろ、優太弄るんは至福や
焼肉楽しみやなぁ
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!