第41話

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2020/07/20 08:00
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紫耀side





あなたの快気祝いがひと段落し、

皆そこそこ酔いも回っていた



あなたと神は部屋の片付けをしてくれている

岸くんと玄樹は何やら神について白熱した議論を繰り広げ、

廉と海人はゲームをしているが、こちらも白熱

俺はそれを横で微笑ましく見ていた





あなた「ねー、これもう誰も食べない?」


そう言うと、あなたは残っていたオードブルを指差す


岸「あー食べる!!」

玄樹「まだ食べるの?」

紫耀「もう冷めちゃってるよ」

海人「俺も食べるー」

あなた「…じゃああっためてくるね(笑)」


そのままお皿を持ってキッチンに戻った



神「ねぇ〜片付かないじゃん、ゲームの前に食べててよ」

海人「確かに…それはごめん……」

廉「でも残すんはもったいないやん?」

神「明日のご飯にすればいいでしょ」




「食器洗うのあなたなのに全然片付かないんだから」

と言いながら、神もキッチンに戻った




海人「ねぇ、あなたってすごいよね」

廉「確かに、文句1個も言わんとやってくれてるよな」

岸「俺ら結構まとまりないのにな(笑)」

玄樹「あなたっていいお嫁さんになりそうだよね〜」

あなた「仕事だからだと思うよ?」

岸「!?」



温めたオードブルを持ったあなたが側に立っていた



海人「聞いてた?(笑)」

あなた「聞こえたのー(笑)」

紫耀「あなた、時々なら怒ってもいいよ?」

玄樹「時々(笑)」

あなた「ん、でも怒るようなことじゃないよ(笑)」

廉「会社員とかって、それが普通なんやろなぁ」

あなた「そーそ、みんなにお金ももらっちゃってるし」

海人「あなたは家族みたいなもんじゃん!」

あなた「そう思ってくれてるから、ここで働けて幸せなの」

紫耀「泣けるわ…」

あなた「いいから食べて!(笑)」




あなたはやっぱり仕事だから、ここにいる


もちろん、ここで働くことを嫌がってはないし

俺ら全員のことも、多分好きでいてくれてる



でも………


仕事………か






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