第14話

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2020/05/16 12:00
°


あなたside





そうだよね、普通そう、こういうオチ


こんなにも住む世界の違う人と


どうして少しでも対等に付き合えると思ったんだろう


分かってたのに、


かなりダメージを受けている自分に驚く


楽しみにしちゃったから、バチが当たったのかな




それとも────


紫耀くんのこと、本気で好きなのかな





あなた(まだ会ったの2回目なのに…)




つい10分前、私はハウスキーパーに指名された

お給料が発生する上にジャニーズのお宅で働ける

普通なら、喉から手が出るほどオイシイお話



でも………


あなた(やっぱり断ろう…)



これ以上紫耀くんと関わると

自力では這い上がれないような

とても、とても深い沼に堕ちてしまいそうだった



あなた(今なら出会ったばかりだし…引き返せる)



紫耀「あなた」

あなた「あ、紫耀くん」

あなた「私、やっぱりハウスk…
紫耀「なんか…ごめんね?」

あなた「え…」

紫耀「ハウスキーパー、しなくていいよ?(笑)」

あなた「え…えっと…?」

紫耀「今日もほんとは家じゃなくて、近くの山にでもドライブ行こうと思ってたの」

あなた(え…そうなの…?………てか山!?)

紫耀「あいつらも仕事忙しいから、ハウスキーパーにいてほしいのも事実なんだけどね(笑)」

紫耀「でもシェアハウスとかいきなり言われても普通迷惑だよなって、だからごめんね」




え……それって………

ハウスキーパーになって欲しかったわけじゃ…


──────私の勘違い…?




あなた「えっと…紫耀くんが謝らないで」

あなた「それにハウスキーパーが嫌なわけじゃ…」

紫耀「あ、そーなの?」

あなた「今日呼ばれたの、このためだったんだって思うとちょっと悲しくなっちゃって…(笑)」

紫耀「!?違う違う!あいつらもあなたに会いたいって言うから、急遽変更して!!」

あなた「う、うん、紹介してくれてありがとう☺️」

紫耀「…お、おう//」




やっぱり、

側にいたいかも────────



もう少し


贅沢しないから、ほんの少しだけ


近づいてみてもいいかな────────


 



あなた「お給料、いくらだっけ」

紫耀「??この家結構広くて大変だと思うから、一応1人月5万ずつくらい出そうって……あ、もちろん手渡し」

あなた「全部で30万!?大学生には多すぎる……」

紫耀「えっと…なんで?」

あなた「するよ、ハウスキーパー」

紫耀「いいの?」

あなた「でも、この家には住めない」
あなた「毎日家事はしにくるけど、家には帰るね」

紫耀「え、どーして?」

あなた「男ばっかりの家には住めないよ(笑)」

紫耀「なるほど(笑)」

あなた「だからその分のお給料は下げてね」

紫耀「わ、わかった」
あなた「…じゃあ決まr…
海人「やっっっったぁ〜!!!!!!!!!」

あなた「!?」

紫耀「海人!?」

あなた「み、見てたの?(笑)」

海人「ばっちり!」

廉「いやおまえらイチャイチャすんなや〜」

紫耀あなた「どこが!!」

玄樹「ごはんできたよーっ」

神「とにかくハウスキーパーになってくれたことだしこれからよろしくね!」

岸「KPでもする!?King&Princeだけに!」

紫耀「しねーよ(笑)」




というわけで、

シェアハウスはしないものの

めでたくハウスキーパーをすることになりました






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