°
あなたside
ー午後ー
あなた(退屈な講義……眠くなっちゃう)
☎︎⚡︎
遥「…あなた…?あなた〜〜?(小声)」
あなた「…わ、危な、寝かけてた(小声)」
☎︎⚡︎
遥「さっきから携帯のバイブ鳴ってるよ?(小声)」
あなた(電話……?誰だろ………)
…ひ、平野……紫耀…………嘘………
あなた(な、なんで………)
嬉しくて顔が緩みそうだった
────瞬時に机に頭を伏せる
あなた(じゃなくて!!)
────瞬間、頭を上げる
あなた(電話に出なきゃ)
あなた(あっ…講義中)
あなた(ど、どうしよ…)
遥(あなた…?挙動不審じゃん……)
あたふたしていると電話は切れてしまった。
せっかく記念すべき第1回目の着信だったのに。
でも、まさか本当に連絡が来るなんて…
あなた(前に言ってたご飯のことかな…?)
あなた(家に帰ったらかけ直そう…)
ねぇ、紫耀くん、
貴方は私とは違う、キラキラした世界の人
なのにどうして…
こんなにドキドキしてしまうんだろう────
ーその頃 某スタジオー
紫耀「ただいま…」
海人「おかえり!どうだった!?」
紫耀「出なかった」
神「その人何やってる人?」
紫耀「大学生…………あ」
廉「ほ〜〜😏」
海人「え!そうだったんだ!!」
紫耀「バレた…」
玄樹「ねぇ今、平日の昼間だよ」
神「普通の大学生は学校行ってるね」
紫耀「あ(笑)」
岸「アホ!!!!!」
紫耀「☺️💢」
°
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。