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あなたside
カフェで綾に会ってから1週間後のこと
あなた「撮影?」
海人「そう!来ない?」
海人の出演するドラマの撮影を見に来ないか、
とのお誘い
そんなのもちろん……
あなた「行きたい!!!」
海人「じゃあ決まり!!」
あなた「有○架純ちゃん近くで見れるんだ……」
海人「俺も一応アイドルなんだけど!」
あなた「海人は友達感覚になっちゃったんだもん」
海人「嬉しいような寂しいような…」
.
.
.
あなた「……ってことがあったの」
紫耀『いいじゃん、俺も海人の現場見たい……』
あなた「紫耀くんいたらとんでもないことになっちゃう(笑)」
紫耀くんとの電話
会えない日、癒される時間
あなた「明日遥と2人で行ってくるね」
紫耀『え、俺より海人のが先に遥と会うの?』
あなた「…そうなっちゃったね……(笑)」
『誰?あなた?』
電話の向こうから海人の声がした
あなた「海人?」
海人『あなた、明日1時な!遅れんなよ!』
あなた「分かってるよ(笑)」
『ゲストもすごいから!』
そう言って電話を紫耀くんに変わる
あなた(すごいゲスト…?)
紫耀「俺も明日仕事だからそろそろ寝るわ」
あなた「あ、うん、ゆっくり休んでね」
紫耀「ん、おやすみー」
あなた「おやすみー」
海人の言葉は、すっかり忘れていた
翌日、撮影が始まるまでは────
ー翌日ー
監督「第○話ゲスト、RYOくんクランクインでーす」
あなた「………げ」
RYO「よろしくお願いします」
海人(かっけぇー!!!)
遥(ここまで会えるともはや運命でしょ…)
あなた(帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰r…)
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。