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紫耀side
紫耀「あなたたち、どんな感じだった?」
海人「めちゃめちゃ他人ぶってた」
廉「おもろかったで、何やってんの?て思ったもん」
あなた、そんなことできるのか、すげぇ(笑)
廉「俺ら、やっぱ身の振り方甘いよな」
紫耀「俺も思ってた」
海人「もうちょっと距離いるかな」
廉「でも紫耀とかあなたと付き合ってるしなぁ」
紫耀「……」
海人「俺も寂しいしね!」
もちろんあなたと距離を置くのは嫌だけど
グループのことは一番大事
あなたにこの話をすれば
きっと二つ返事で了承するだろうけど…
紫耀「あなたは無理するだろうなぁ」
分かっていても、これは何度もぶち当たる壁
世間は、ファンは、
みんながみんなそんなに優しいわけではない
海人「雇えば?」
紫耀「…?」
廉「家政婦ならもう…」
海人「じゃなくて、事務所に」
紫耀「そんなこと…」
海人「無理かな?」
紫耀「無理だろ」
「………」
廉「あ、結婚すれば?」
は………?
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!