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紫耀side
ある日の深夜
紫耀「ゔ〜〜〜〜ヅガレダ!!!」
健人「紫耀お疲れ!」
俺と健人くんは深夜までドラマの撮影をしていた。
紫耀「お疲れ様です!」
健人「なぁ、この前のイベント終わりどうした?」
紫耀「あっ、急用できて、タ、タクシーで……
ㅤㅤ てぁ!!連絡してなかった!!!ゴメンナサイ‼︎‼︎」
健人「全然いいけど…(笑)嘘、下手すぎ(笑)」
紫耀「………ちょっと色々ありまして…(笑)」
すみません、健人くん、
その"色々"については秘密にしときたいんです…
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考え事をしながら真っ直ぐ家に帰った。
紫耀「ただいまー」
廉海岸神玄「おかえりー」
(シェアハウスの設定)
そのまま真っ直ぐ部屋に向かい、ソファーに座る。
そしてまた、考え事。
そう、カンガエゴト。
それは、もらった電話番号に電話をかけていいものか
ただそれだけ。
おかげでこの何日か悶々とした日々を過ごしている。
紫耀(自分から聞いた癖になー)
何せ相手は一般人。年頃の女の子。
海人「それ何n…
紫耀「うわっ!!!!!!!!!」
海人「あっ…ごめん(笑)ノックはしたよ?」
紫耀「…いい加減突然声かけるのはやめてくれ……」
廉「海人、うるせーぞー」
海人「あっ、廉!いいところに!」
廉「なんや」
海人「紫耀が不審な行動を!」
廉「ほーほー😏」
海人「で!それ何?」
紫耀「何もない!(笑)」
海人「みーせーてーよー!!!!」
と、わりとあっさり廉にメモを取られた。
廉「電話番号やん」
海人「誰!?!?」
紫耀「言わない」
海人「なんでなんで!怪しい!!」
紫耀「なんでだよ!(笑)」
海人「ねー教えてよー( -᷄ ˍ-᷅)」
紫耀「絶対言わないから!」
廉「この人に電話かければ分かるやん」
紫耀「ワァァァァァァ!」
廉「言う?♡」
紫耀「詳しいことは言えんけど、かけるか迷ってる」
廉「誰に?」
紫耀「だから言えんて(笑)」
海人「紫耀はかけたいんでしょ?」
紫耀「うん」
廉「でもかけれん事情があるっちゅうわけか」
海人「はいはい!カイ名案がある!」
紫耀「何?(笑)」
廉「一応聞いたる」
海人「LINE追加したら?💡」
紫耀「…」
廉「そりゃそうやな」
紫耀「盲点だった!!」
こうしてLINEを追加するに至った。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!