家を訪ねて来た男は、母の病気を治すことが出来ると言った。父は、「母を…佳代子を治すことが本当に出来るんですか?」と男に尋ねた。「あぁ、出来るともだが一つだけ欠点がある…」男は、ゆっくりと言った。父は、「その欠点とは…?」と恐る恐る聞くと日の光を浴びると死んでしまうと説明した。しかし父は母が助かるならばそれでもいいと言った。男は、指をかじり血を出しながらこう言った「病気を治す為には、私の血を飲む必要がある」と母は、病気が治るのであれば、構わないと男の血を飲んだ。飲み終わった時には男は消えていた。母を見るとこちらを見てよだれを垂らしていた。父は母に寄りかかると父を襲った。俺は母が人間の音が無くなっていることに築いた…
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。