「チュン!」鳥の声がした、チュン太郎だチュン太郎は、鬼殺隊に入隊したときに鎹鴉という鳥(何故か俺だけ雀)を支給されたて主に連絡用として使う鳥だ。「久しぶりだなチュン太郎どうしたんだ?」「チュンチュンチュン(柱稽古は進んでる?)」「えっ?俺全然駄目だって?そんなに酷いこと言う?少しは誉めてよ俺凄く頑張ってるんだぞ?」「チュンチュンチュチュン(駄目だ全然通じてない…)」「ん?あんなところに茶屋が…あそこで少し休憩しよーと、すみませーんごめんくださーい…誰もいないのかな」すると「…はい」お年寄りの女性の声がした。「どうなさいましたか?…ん?その服にその刀…鬼狩り様で御座いますね…今から食べ物をご用意いたしますね」とかすれた声で俺に言った。「なぜ鬼狩りだとわかったんですか?」少し疑問に思った俺はその老人に尋ねた。「私の母が鬼狩り様に命を救われたと聞きまして、我が家は、藤の花の家紋の家でした。だから鬼狩り様には、おもてなしをさしてもらっているのです」と丁寧に説明してもらった。その後近くにあった椅子に座り考えていた。この茶屋?には、藤の花の家紋が無かった…なのに無償でもてなすなんて…それに…藤の花の家紋だったって何かが引っ掛かっていた。そう考えている間に老人がお茶と三色団子5本乗ったお皿を俺の横に置いた。「ごゆっくり」といって奥の部屋に入って行った。俺は老人が出してくれた物を全部平らげて老人にお礼をいってからここに出ていった。チュン太郎は何処かへ飛んでいってしまった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。