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第2話

『 きみへのメロディー 』おまけ
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2019/05/16 08:55




「「お誕生日おめでと〜〜!!!」」





わざわざ、隣の教室から来て、教室真ん中の私の席で、大声で言う かみしげ…



〇「あ、ありが…と//」



嬉しいんだけどさ…
なんか、目立って恥ずかしい。



神「はい、プレゼント!開けてみて!」



その小さな箱を開けると、


あの時、私が言ってたネックレス。



マジ めっちゃ好み!!!



〇「神ちゃん ありがとう!」

神「ん?ちゃうやろ?」

〇「え?あ〜・・・と、智洋…」

神「せやろ?///」



って、言ってる彼も赤くなってるしw


彼は、そのネックレスを取って、私の後ろから付けてくれた。


クラスの人がたくさん見てるのに、
メッチャ近い距離で、天使のような笑顔で、



神「似合っとるやん///」

〇「そ、そう?//」



リア充を見せつけるかのように振る舞う彼。





なんだか少し、彼っぽくないかも…






一緒に来たシゲが いきなり、



シ「ハイちゅうも〜く!」



と、似てない神八先生のモノマネをした。
…皆んな注目してる。


な、何するの?



シ「あ〜B組のみなさん!このふたり、付き合うてるんで!よろしく!」



は?
関係ないシゲから交際宣言?


そしたら彼まで、



神「こいつ、俺のモンやから!俺も、コイツのモンやから!」



ちょ、チョットぉ〜何 言ってんの?






数日前。



神「今日、1年の子に告られてん。」

〇「えっ、そうなんだ…」



神ちゃんモテるんだよな…
当たり前か…

実は私…
あのショッピングモールで、神ちゃんと一緒にいた女の子の事、聞けないでいるんだよね。


私の事は、スゴく大切にしてくれるけど…


やっぱり不安。






〇「シゲ?」

シ「おう!なんや?」

〇「神ちゃんってさ、モテるでしょ?仲良い女の子とかいるのかなぁ?」

シ「そんなん、本人に聞きゃええやろ?」

〇「…うん…そうなんだけど…」

シ「昨日も告られてたし…心配なんやろ?」

〇「うん…」

シ「信じてやり!」

〇「うん…」




シゲに聞いても、何もならなかった…












神「俺も、コイツのモンやから!」




と、皆んなの前で言った彼は…

っ!!!
私を抱きしめた!



神「もう一生!不安にならんでエエ!」

〇「……神ちゃん…」



もしかして…私が不安がってたから?
だから…?



神「ちゃうやろ?」



と、私の涙を拭って笑顔を見せる彼。



〇「もぉ//…智洋の…アホっ…//」

神「ふふっw 安心させたかってんもん!」

〇「…一生?」

神「おん、誓う!」



大胆な行動に、チョットびっくりしたけど…

最高のお誕生日になったよ!





〇「ありがとう!智洋 大好き!」




クラス中が見ていたけど、
もう、気にならなかった。



神「俺も…大好きやで//」



照れた彼は、最高に可愛い♡








が、、、








シ「ハイ!終〜了〜〜!!!」

神「エッ、もうチョットおりたい〜」



シゲは、彼の首根っこを摘んで連れ帰ってしまった。



その後 私は、クラスの女子達から、



「「イイなぁ〜羨ましいぃぃ〜〜!」」



と囲まれ、根掘り葉掘り、色々聞かれたのであった。






数日前___


神「シゲ?」

シ「おう!なんや?」

神「彼女が前に好きだった奴のコト、聞いたりする?」


_______




彼もシゲに相談してたらしくて…



シ「お前ら、世話がやけるねん!」



と、嬉しそうに言っていた(笑)










きっと、一生 忘れられない。



最高のお誕生日♡



☆fin.☆

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