第17話

片思い
117
2018/04/30 13:04
彗矢
俺の気持ちなんか分からない癖に!
彗矢
何知った振りしてんだよ!
彗矢
うぜぇーんだよ!
音姫
は!?
音姫
そっちこそ人の気持ち考えてないじゃん!
彗矢
うるせぇー!
そう言ってビンタしてきた。
その時には既にもうびしょびしょだった。
音姫
っ!!!
彗矢
分かったならさっさと行け
音姫
分かってない...
音姫
お前の方が分かってねぇんだよ!
彗矢
はぁ!?
腹パンしてきた。
痛かったけど、私はその一瞬の隙をみて、
背中にかかと落とし。
でも本気で殴ってはなかった
だけど彗矢は本気だ。
顎を殴り、足を蹴り、腹を蹴り、ほっぺを殴り、胸を殴った。
でも、私は手を出せなかった。
音姫
...
私はその場に倒れていた。
その時はまだ意識があった。
彗矢
何黙ってるんだよ!!!
そう言って、背中から何十回も踏みつけてきた。
それで満足したのか、彗矢は帰った。
さらに勢いを増した雨の中で
私は意識を失くした。

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