第5話

4話
562
2019/04/29 14:42
森  鴎外
森 鴎外
君には、これから幹部補佐として働いてもらう
森  鴎外
森 鴎外
要するに幹部の管理係といったところだね
中原 中也
中原 中也
失礼します

姐さん連れて来ました
尾崎   紅葉
尾崎 紅葉
あなたが新入りかえ?
水波
水波
はい
坂見 水波です
よろしくお願いします
尾崎   紅葉
尾崎 紅葉
尾崎 紅葉   ポートマフィア幹部じゃ
異能力は金色夜叉
姐さんと呼んでくれ
水波
水波
じゃあ、姉御〈あねご〉でいいですか?
尾崎   紅葉
尾崎 紅葉
かまわんぞ
森  鴎外
森 鴎外
じゃあ早速、今日は太宰くんの補佐に入ってくれ
水波
水波
分かりました
首領室を出た後、太宰幹部に
水波
水波
太宰幹部、私は何をすればいあのですか?
太宰 治
太宰 治
水波ちゃんには、まず敵の拷問をしてもらおうかな
水波
水波
拷問ですか...あの..やり方がわからないのですが
太宰 治
太宰 治
大丈夫!やりながら教えるよ
水波
水波
分かりました





拷問と言ったら嫌な過去を思い出してしまいそうな気もするが......





太宰 治
太宰 治
ここだよ
薄暗い本部の地下の部屋に入っていく



そこに、椅子に縛りつけられた人が2人


だが、もう1人は死んでる






太宰 治
太宰 治
じゃあ早速で悪いけど、好きなようにやってもらって構わないよ


一つだけ、気を付けることは殺さないようにね!
水波
水波
はい....
私はナイフを握り敵の前に立つ


最初はどうすればいいのか少し戸惑ったが、全くと言っていいほど恐怖心はなかった
不思議な程に



やり方に困った私は自分が過去にやられた方法でやることにした
死なないか不安だっけど....
水波
水波
(えっと....)
(まず、膝と肘にナイフを刺し、腕の筋肉をそぐ...)

---------------------

ここからは、グロくなるかもなので、
読者の想像に任せます!
                                               
by作者

---------------------
敵が悶え苦しむ
水波
水波
早く吐かないともっと苦しくなるよ

苦しいのはイヤだよね誰でも

早くしないともう1人の人みたいになっちゃうよ


ほら 吐いちゃいなよ(耳元で)
組織名は、シーサー..ペン..ト
250人くらい..で、異能..力者は13人
長の異能力は〈ダークホース〉
触れた人の体力を奪う事ができる
一度奪われたら、立つことさえできない


うぅ....(くそ痛ってぇ)
もういいだろう..我々を解放しろ
水波
水波
うん、わかった
(こいつ、まじで言ってんのか)
太宰 治
太宰 治
好きにやれと言ったんだやらせてかまわない
黒服
太宰幹部よろしいのですか?
水波は、約束どおり縄をほどき、地上に連れていった
太宰 治
太宰 治
素晴らしい手捌きだよ
やったことがないとは思えないね
太宰幹部は少し低めの声で言った

その眼差しだけで人が殺せそうな程に冷たい目を向けていた
水波
水波
なんか、間違ってました?
太宰 治
太宰 治
間違ってはいない
だけど、なぜ逃がしたのか理由を聞かせてほしいね
水波
水波
はい....
殺しても利益を得られないからです
太宰 治
太宰 治
なるほど、無駄に人を殺したくないということか
水波
水波
無駄な労力を使いたくないだけです
太宰 治
太宰 治
いや、お手上げだよ
(こんな完璧にこなすとは....)
水波
水波
ありがとうございます
太宰 治
太宰 治
お疲れさま
今日はもう帰ってもいいよ!





水波が帰った後、冷たいアスファルトに足音が響く

太宰は拷問しているときの水波の目を思いだし、あの青く、何の感情も含まれていない冷たい眼差しに背筋が凍る


不覚にもおそろしいと思ってしまった



コンコン(首領室にて)_________________




水波
水波
はい
お疲れさまでした
太宰 治
太宰 治
失礼します
太宰 治
太宰 治
無事終了したよ森さん

水波ちゃん何の躊躇いもなかったよ
末恐ろしい子だ
森  鴎外
森 鴎外
彼女について分かったら、報告頼むよ太宰君
太宰 治
太宰 治
はいはい








(水波の自室では)_________________
水波
水波
トラウマがあるかと思ったけど、大丈夫そうかな。


そういえば、人を刺した時の感触を感じたこと初めてじゃないような......
そんな不思議な感覚を覚えながらも、パソコンに向かうのだった

プリ小説オーディオドラマ