首領室を出た後、太宰幹部に
拷問と言ったら嫌な過去を思い出してしまいそうな気もするが......
薄暗い本部の地下の部屋に入っていく
そこに、椅子に縛りつけられた人が2人
だが、もう1人は死んでる
私はナイフを握り敵の前に立つ
最初はどうすればいいのか少し戸惑ったが、全くと言っていいほど恐怖心はなかった
不思議な程に
やり方に困った私は自分が過去にやられた方法でやることにした
死なないか不安だっけど....
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ここからは、グロくなるかもなので、
読者の想像に任せます!
by作者
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敵が悶え苦しむ
水波は、約束どおり縄をほどき、地上に連れていった
太宰幹部は少し低めの声で言った
その眼差しだけで人が殺せそうな程に冷たい目を向けていた
水波が帰った後、冷たいアスファルトに足音が響く
太宰は拷問しているときの水波の目を思いだし、あの青く、何の感情も含まれていない冷たい眼差しに背筋が凍る
不覚にもおそろしいと思ってしまった
コンコン(首領室にて)_________________
(水波の自室では)_________________
そんな不思議な感覚を覚えながらも、パソコンに向かうのだった
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!