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第1話

始まり
22
2019/02/02 14:47
毎日変わらない日常、いつからだろう「死にたい」って思ったのは…もう忘れたな。
俺は桜が舞う中そんなことを考えて登校した。友達は多くもなく少なくもない普通だでも俺はいつも思う「死にたい」でも誰かが心で言った「そんな勇気ないくせに」そんなことは知ってる
いつものように屋上に行った。フェンスを越えて空を見るいつかこの上に行けるんじゃないかって
桜田月
雲1つない綺麗な快晴だな
桜田月
(死にたい)
桜田月(心の中)
死にたくない
俺はどっちなんだよ!いつもどっちつかずの自分がムカつく
早乙女雪
何やってんだ!
びっくりした。放課後に屋上に来る奴いたんだな。あれよく見たら同じクラスの早乙女じゃね?
桜田月
なんだよお前には関係ぇねぇだろ
どうせ自分が困るからだろうどいつもこいつも自分の事しか考えてないんだからな
早乙女雪
早くそんなことはやめろ
桜田月
………俺は死にたいんだよ
桜田月(心の中)
嘘だ
なんで早乙女が今にも泣きそうなんだよ
うっざ
桜田月
わぁーったよやめるよ
これでいいんだろ
桜田月(心の中)
今日もできない
臆病者!
早乙女雪
ハァこんな事二度とするなよ。
まじでうざい何しようと俺の勝手だろ
早乙女雪
そもそもなんでこんな事したんだ
なんか理由があるんだろ
桜田月
理由そんなこと多すぎてどれが本当の理由かわかんねぇよ
桜田月(心の中)
昔からいじめられてそのたんびに何もしてない俺が謝る
こんな事の繰り返しだ
先生や親はいじめられる方にも原因があるという
何も知らないくせに…
こいつもそうだきっと今までと同じように今日たまたま屋上に来ただけ明日になったら忘れてるに決まってる!
桜田月(心の中)
でも…
桜田月
(やめろ期待するだけ無駄だ)
桜田月(心の中)
分かんねだろ!
今までとは違うかもしれない
早乙女雪
話せない事ならそれ以上は聞かないよ
早乙女雪の心の中
本当は知ってた。
桜田がいじめにあってる事でも学校が違うからって避けてたんだでも
今は同じ学校同じクラスだったら絶対に助ける!
俺は昔お前に…助けてもらったから
次の日俺はまた屋上へ行った
桜田月
今日は快晴じゃないか…
俺は虐待を受けていた。人の心を読むという事を知らなかった俺は毎日首を絞められた
そのせいでタートルネックを毎日着ている。パーカーを着ているという事もあり周りからあまり絡まれない
桜田月
(この額には縫った傷がある。一生消えることのない傷が…
俺はPTSD になってしまった。と言っても今では両親に似ている奴がいない限り発作は起きない。
それが唯一の救いだ。
桜田月(心の中)
復讐はしないのか?
桜田月
するわけないだろ。
両親が壊れたのは俺のせいだ。思った事を素直に言うから
早乙女雪
あ!またやってやがる!もうやるなって言ったろ昨日
桜田月
うるさいなぁ
なんで構うんだよほっとけよ
あ〜うざい

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