毎日変わらない日常、いつからだろう「死にたい」って思ったのは…もう忘れたな。
俺は桜が舞う中そんなことを考えて登校した。友達は多くもなく少なくもない普通だでも俺はいつも思う「死にたい」でも誰かが心で言った「そんな勇気ないくせに」そんなことは知ってる
いつものように屋上に行った。フェンスを越えて空を見るいつかこの上に行けるんじゃないかって
俺はどっちなんだよ!いつもどっちつかずの自分がムカつく
びっくりした。放課後に屋上に来る奴いたんだな。あれよく見たら同じクラスの早乙女じゃね?
どうせ自分が困るからだろうどいつもこいつも自分の事しか考えてないんだからな
なんで早乙女が今にも泣きそうなんだよ
うっざ
まじでうざい何しようと俺の勝手だろ
先生や親はいじめられる方にも原因があるという
何も知らないくせに…
こいつもそうだきっと今までと同じように今日たまたま屋上に来ただけ明日になったら忘れてるに決まってる!
次の日俺はまた屋上へ行った
俺は虐待を受けていた。人の心を読むという事を知らなかった俺は毎日首を絞められた
そのせいでタートルネックを毎日着ている。パーカーを着ているという事もあり周りからあまり絡まれない
俺はPTSD になってしまった。と言っても今では両親に似ている奴がいない限り発作は起きない。
それが唯一の救いだ。
なんで構うんだよほっとけよ
あ〜うざい
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!