小説更新時間: 2024/06/03 22:09

連載中

目の前に現れたのは、〝死神さん〟でした。

目の前に現れたのは、〝死神さん〟でした。
  • 青春・学園
  • 死神がお待ちかね
「…恐らく持っても後一年位でしょう…。」

今日、先生に余命宣告された。

「…はい…。」

…わかっていた。

自分の命が長く続かないことなんて…。
…それでも生きたいと願うのは自分勝手だろうか。
なんなら死んだ方がマシなのではないか。

ああ、このまま死にゆくのなら。
今すぐ、俺を殺してくれ。

『…君はまだ死んじゃ駄目だからね!?』

「え…?」 

『あ、僕はBroooock!死神だよ~ん。』
 
急に死神と名乗るその男はヘラっと笑う。

「死、神…?」

『…僕がシャークん…
 君を幸せな死に 導いてあげるよ!』

「えーと…幸せな…死?」

『うん。まずはシャークんの心のキャンパスを
 彩るところからなんだよね!』
  
「へ?」

―目の前に現れたのは優しい〝死神さん〟でした。

チャプター

全3話
5,732文字
菫

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