第4話

677
2023/04/02 21:00
(フェニランにて)
鳳えむ
鳳えむ
今日の練習、もう終わりかぁ〜(´・ω・`)
天馬司
天馬司
まぁまぁ、明日もあるのだ!また気長に待っておけばいい!
草薙寧々
草薙寧々
まぁそれはそうなんだけど…えむ、今日は寄り道して帰るんでしょ?
ほら、早く着替えて行くよ?
鳳えむ
鳳えむ
あっ!そうだった〜!急がないと!
タッタッタッ(えむと寧々が走っていく)
天馬司
天馬司
(…話を切り出すなら今だな…)
天馬司
天馬司
…なぁ、類、話があるのだが
神代類
神代類
神代類
神代類
こういうことかい?
天馬司
天馬司
天馬司
天馬司
話が早くて助かる。バレてることに対しては気づいていたのか?
神代類
神代類
まぁ、1週間前くらいから視線がすごいなぁ…と思っていたからね…
もしかしたらバレているのでは?と思ったんだよ…
…喋り方は一応ちゃんと類だ。だが、雰囲気がとてつもなくマイナスのイメージだ。
それに、この状態ということは、やはり類も”消えたい”と思っているのだろうか…
天馬司
天馬司
…ちなみに朝比奈があの時本当の笑顔じゃなかった
ことに関しては気づいていたか?
神代類
神代類
…そうだね…まぁ、仮面が脆いな…と思いながら見てたからね…
天馬司
天馬司
そうか…
天馬司
天馬司
…ちなみに、類は消えたい、と思うのか?
神代類
神代類
…少し思う、かな…もう、ショーですら楽しいともなんとも思えないんだ…
天馬司
天馬司
…なぁ、類
神代類
神代類
なんだい…?
天馬司
天馬司
実はな、オレ昨日まふゆや暁山達でやっている音楽サークルに入ったんだ。
神代類
神代類
えっ…?
天馬司
天馬司
それでな、宵崎に…いや、奏に、
このサークルはどういう曲を作っているんだ?と聞いてみたんだ。
神代類
神代類
天馬司
天馬司
それの返答は…「人を救う曲」だったんだ。
神代類
神代類
天馬司
天馬司
それで、実際に昨日聞いてみたんだが…類も聞いてみるか?
神代類
神代類
…分かった…聞いてみるよ…
天馬司
天馬司
そうだな…それじゃあ…
(「ロウワー」を流す)
天馬司
天馬司
…類、どうだった?
神代類
神代類
ダメだったか…?
神代類
神代類
…なんだかよく分からないけれども、心の中が暖かくなったような気がした…?
天馬司
天馬司
天馬司
天馬司
📱( '-'      )ポチポチ
神代類
神代類
…司くん…?
天馬司
天馬司
あぁ、ちょっと待ってくれ。
(LI○E)
星
「奏、今少しいいか?」
K
K
「大丈夫だけど…どうかしたの?」
星
「実は類にニーゴの曲を聞かせてみたんだが」
K
K
「!…どうだった?」
星
「『なんだかよく分からないけれども、
心の中が暖かくなったような気がした』と言っていたんだ」
K
K
「それって…」
星
「あぁ。ニーゴの曲で、類を救えるかもしれない。」
星
「そこで、類をニーゴに入れたいんだがどうだ?」
K
K
「…分かった。皆に聞いてみるね。」
星
「すまん。ありがとうな!」
神代類
神代類
…司くん?
天馬司
天馬司
あぁ、すまないな。それで、さっきの話の続きなんだが
天馬司
天馬司
おそらく、それは”救われるかもしれない”のではないか?
神代類
神代類
…救われる…?僕、が…?
天馬司
天馬司
あぁ。心の中が暖かくなった。つまり、その曲を聴いてると
心が軽くなっているのではないか?
神代類
神代類
…心が、軽く…
天馬司
天馬司
そうだ。あ、ちなみにオレがニーゴに入った理由は”類を救いたいから”だからな?
神代類
神代類
…えっ…?
天馬司
天馬司
まぁ、お前が救われるように、ワンダショでも、ニーゴでも頑張るからな!
オレは諦めないぞ!お前が救われるまで!
神代類
神代類
…ありが、とう…
天馬司
天馬司
ふふん、お礼を言うのはまだ早いぞ!
天馬司
天馬司
とりあえず、まふゆ達と話してみないか?
仮面を被っている者同士、色々と聞けるかもしれんしな!
神代類
神代類
…そう、だね…とりあえず、会ってみようかな…
天馬司
天馬司
よし、それじゃあ、しっかり家で休むのだぞ!
神代類
神代類
…うん、じゃあね…
この時司は知らなかった…

























「家に帰ること」が類が闇堕ちした理由なのだということを…

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