第3話

674
2023/04/01 14:46
天馬司
天馬司
え、っと…この紙に書かれた番号を入力して…
\ピロン♪/
星
「あー…あー…聞こえてるか?」
Amia
Amia
「おっ、先輩!来たんだ!」
星
「まぁ誘われたしな…あ、まぁ一応ネット?での名前は『星』で頼む」
えななん
えななん
「あの学校で噂になってる変人ワンツーのワンがうるさくない…何か違和感…」
星
「それはオレに失礼じゃないか?」
雪
「あっ…司、いや星、来てたんだ…」
星
「…これが素なんだな?」
雪
「うん…」
K
K
「えっと…星にいくつか聞きたいことがあるんだけど…」
星
「何だ?知っていることや答えられるものなら全然答えるぞ!」
K
K
「ありがとう…えっと…まず、なんで雪が本当の笑顔じゃないって気づいたの?」
星
「最初からそれか…」
Amia
Amia
「何か嫌だった?」
星
「いや、別に良いんだ。だが話が長くなるからな…それでもいいか?」
雪
「私はいいよ」
Amia
Amia
「ボクもいいよ〜♪」
えななん
えななん
「私も」
K
K
「私も…」
星
「ありがとう。まぁそれについての理由は2つ挙げられるな。
①昔の、正確に言うと中学生頃のオレと似ていた
②現在の類と同じようなオーラがした、だな」
えななん
えななん
「ちょっと待って、それだと星が中学生頃に消えたい〜
とかそういうことを思ってたっていう解釈で合ってる?」
星
「あぁ。合ってるぞ。」
Amia
Amia
「というか、類と同じようなオーラってことは…」
星
「多分そういうことだな。アイツは、心のどこかで消えたいと思っている。」
雪
「…案外同類って、近くにいるんだね」
星
「確かにそうだな。そして、オレはそのことにはかなり前から気づいてたんだ。」
K
K
「具体的に言うとどれくらい前…?」
星
「そうだな…3、4ヶ月前くらいか?」
えななん
えななん
「本当にかなり前じゃない!」
星
「そうだな。まぁ、人一倍感情の変化に聡いえむにすら
気づかれていないのは純粋に関心するけどな」
雪
「…やっぱり、鳳さんは気づいてるのかな」
星
「気づいてると思う、というかほぼ確定で気づいてるな。
お前は類よりも断然分かりやすかったからな。」
Amia
Amia
「逆に類、どんな仮面の硬さしてるの…?」
星
「さぁな。そこまでは分からん。
だが、オレはそんなアイツを”救いたい”と思ってる。」
K
K
「!…ねぇ、星」
星
「なんだ?」
K
K
「私たちが音楽サークルとして曲を作ってるのは知ってるよね?」
星
「あぁ。」
K
K
「それで、私たちは正確に言うと、”人を救う曲”を作ってるの。」
星
「そうなのか…」
K
K
「うん、だからさ、」
K
K
「星、25時、ナイトコードで。通称、ニーゴに入らない?」
星
「丁寧に説明ありがとうな。…他の人達はどうなんだ?」
雪
「私は星だし…別にいい」
Amia
Amia
「ボクは賛成だよ〜♪」
えななん
えななん
「私も…」
星
「そうか…それでは、ありがたく入るぞ。よろしくな!」
えななん
えななん
「よ、よろしく…」
K
K
「ところで星は作詞、作曲とかで何を担当したいとかはある?」
星
「ふむ…まぁオレは他のメンバーよりはログイン回数が少ないだろうからな…
あまり重荷にならない役割がいいのだが…」
Amia
Amia
「う〜ん…星先輩ってさ、何か楽器とか弾けたっけ?」
星
「ピアノは一応弾けるぞ?あとは、パソコンでの
楽器の音とかの打ち込みとかも出来るな」
えななん
えななん
「じゃあそこで決まりでいいんじゃない?」
K
K
「それじゃあ、星…改めてよろしく…」
星
「あぁ!よろしくな!…っと、そろそろ寝ないとマズイな…」
雪
「分かった…それじゃあ…」
星
「あぁ。25時、ナイトコードで。」

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