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第8話

俺の過去(和side)
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2018/08/19 16:06
和side
小学校の卒業式
父も母も来なかった。

式が終わり、家に帰ると
家の工場で首を吊っている父がいた。

家の工場が潰れ、借金を返すために
保険金目当ての自殺だった。

母は荒れ、酒に逃げ、男を作った。

毎晩知らない男が俺と母の住んでるアパートにくる。

そいつは、俺に暴力を振るう。

見て見ぬ振りをする母は、幸せを掴みたいんだと思う。

母の幸せのために耐えて耐えて耐えまくった。

それでも中学1年の冬、俺も限界に達し
母の彼氏に歯向かうと

「あんたのせいで彼と別れることになったら
どうしてくれるのよ!
あんたなんか産まなきゃよかった!」

母からの言葉にショックをうける暇もなく
母の彼氏からの暴力でボロボロになった
俺のカラダとココロ。

俺はその日、自分の足でアパートを出て
児童相談所に向かった。

それからは保護施設で生活をし
中学を無事卒業し、高校入学を機に
施設を出て、一人暮らしを始めた。


智は、中学の入学式の日
父が死んだショックから立ち直れず
暗かった俺にシンパシーを感じたらしい。

智は小学校5年生のとき
父親を事故で亡くしていたらしく
俺と同じ心境を味わっていたのだ。

それから、智のおかげで俺は笑えるようになったし
俺の苦しみを理解してくれて楽になれた。

保護施設に入ってからも
智に支えられてここまでやってこれた。


母とはあれから会っていない。

連絡もない。

俺より、あの暴力を振るう彼氏を選んだ。

俺は見捨てられた。