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第2話

ほっといて
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2018/07/31 13:28
後ろから声がしたので振り向くと
後ろの席の人が眠そうな目をこすりながら
わたしをまっすぐ見ていた。
二宮和也
ねえ、もうちょっと背筋伸ばして
座ってくんない?寝てるのバレるから
わたしよりも猫背なその人は
なんだか機嫌が悪そうで
反抗するわけにもいかず
西沢(あなた)
すみません
気をつけます
二宮和也
わかればよろしい
そう言うと、その人は
机に突っ伏して眠り始めた。

周りを見ると、その人を見つめる女子も多く
この人もさっきの3人と同じ、わたしとは
住む世界が違う人なんだろうなと思った。
櫻井翔
ねぇ、あなたちゃん
女子に勉強を教えてと呼ばれていた
櫻井くんが隣の席に戻ってきた。
西沢(あなた)
はい?
櫻井翔
そのセーラー服、かわいいね
前の学校のだよね?
この辺の学校ブレザーだからさ
なんか新鮮だなぁ・・・えっ
あなたちゃん??!
どうしたの?大丈夫??
頭の中で記憶がよみがえる。

忘れたい過去のひとつ。

わたしは櫻井くんが話している途中に
呼吸ができなくなってくる。
西沢(あなた)
ハーッハーッハーッ
だ、大丈夫です・・・
櫻井翔
大丈夫じゃないじゃん!
保健室行く?連れてくよ?
西沢(あなた)
ほっといてください!!!
櫻井翔
え?
西沢(あなた)
す、すみません!
でも本当に大丈夫ですから
自分の口からあんな大きな声が出てきたことに
自分でもびっくりした。

わたしは櫻井くんに申し訳ない気持ちを
抱えたまま、教室を飛び出した。