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第49話

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2022/06/26 17:15
あの日からどうも調子が出ない

それは新吉さんも同じみたいで

黙々とお団子を食べては帰ってしまう日々が続いた


お丸「心配してんの?」


「お丸ちゃん」


そっと隣に寄り添ってくれるお丸ちゃん

いつも甘えてしまう


お丸「新吉親分なら大丈夫よ」


大丈夫・・・?


お丸「なんだかんだ2代目になるんじゃない?」


「そっか」


ならよかった

そう思ってからふと前のことを思い出した

官兵衛と半兵衛のこと

なんとしてでも鼠小僧を殺せと言っていた人達が

2代目が出てきて黙っているはずがない


「お丸ちゃんっ」


お丸ちゃんを呼んだがそこにお丸ちゃんはいない

私は慌てて外に出る


あべぞう「にゃっ?!」


「あべぞっ」


慌てすぎたせいか

あべぞうを避けようとして勢いよく転んでしまった


お丸「あなたっ!!」


そこにお丸ちゃんが駆け寄ってくる


お丸「ちょっと、大丈夫?!」


私を起き上がらせながら

着物についた汚れを落としてくれる


あべぞう「にゃー・・・」


「ごめんねあべぞう。私の不注意」


お丸「あべぞうに躓いたの?」


「ううん。避けたら転んじゃった」


いろんな人に心配されたが

大丈夫だと言って仕事に戻ることにした

夕方、お店を閉めた後に確認しに行こう

そう覚悟を決めた