第7話

お姉さまと呼んで〈ミホライ〉
213
2022/06/05 02:02
「お姉さま! 今日はどんなトレーニングをするの?」

「お姉さま、ライス、がんばったよ! えへへ……」

「お姉さま」


「お姉さま!」
ライスは、自身のトレーナーのことを「お姉さま」と呼ぶ

なぜそう呼んでいるのかは知らないが、私がトレーナーのことを「マスター」と呼ぶのと同じようなことだろう。そう思っていた
「ライスさん」

「ん? どうしたの? ブルボンさん」

「私のことを、「お姉さま」と呼んでみてくれませんか」
そしてこれも、単純に興味からだった

「お姉さま」と呼ばれるのは、どんな気持ちなんだろう、と
「えっ!? と、突然だね……。でも、どうして?」

「あなたとトレーナーの会話を聞き、「お姉さま」と呼ばれるのがどのような気持ちなのか、興味が湧きました」

「そっか……うん、ブルボンさんならいいよ」

「感謝いたします。それでは、お願いします」

「あ、え、ええっと……」

「……ブルボン、お姉さま」

「…………ステータス『ポカポカ』を確認。……ライスさん」

「な、なに?」

「もう一度、お願いできますか」

「……ブルボンお姉さま?」

「もう一度」

「ブルボンお姉さま」

「もう一度」

「ブルボンお姉さま!」

「楽しそうだね」

「ね〜」

「そういや、なんでブルボンはあなたのこと「マスター」って呼んでるの?」

「ああ、ブルボンの口調のことになるんけど、なんかね、ロボットアニメに憧れてるらしいよ。だからマスターなんだって」

「へぇ〜、ブルボンがロボットアニメか! なんか意外だね」

「でしょ? 私も初めて聞いたときビックリしたなぁ」

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