第20話

0:19
243
2021/06/15 11:17
私はゆきの部屋にいて



テーブルで向かい合っていた


手元のコーヒーはまだ、湯気が経っている
_千@ゆき_
ゆき
尋問はしないよ。
君が答えられる範囲で答えてくれ
_零@ロゼ_
ロゼ
全て、答えますよ...
もう、いいや。




あーあ。また楽しい生活で、
ももも帰ってきたと思ったのに...
_千@ゆき_
ゆき
君は、DOUBTなのかい?
_零@ロゼ_
ロゼ
はい。
_千@ゆき_
ゆき
幼なじみの...もも君も?
_零@ロゼ_
ロゼ
はい。
_千@ゆき_
ゆき
...次の計画は?
_零@ロゼ_
ロゼ
作戦に使う機材集めに...
_千@ゆき_
ゆき
どこに?
_零@ロゼ_
ロゼ
分からない...
最近の担当は全てももで...
私は当日に知らされるの...
声が震える


呼吸の方法が...分からない
_千@ゆき_
ゆき
...ホントに?
何か言ってなかった?
_零@ロゼ_
ロゼ
えっ、と...






電話の音声を思い出せ...


───A塔とB工場の間ね





A塔とB工場...


───工場地帯だ...でも...
_千@ゆき_
ゆき
わかったのかな?
_零@ロゼ_
ロゼ
っ...
そうだよ...もういいんだよ。




一緒に捕まろうよ、もも...
_零@ロゼ_
ロゼ
工場地帯です...
詳しくは分かりません...
_千@ゆき_
ゆき
...そう...
明日なの?
_零@ロゼ_
ロゼ
明日の...多分。夜
_千@ゆき_
ゆき
ありがと...
そうだ。明日、僕と一緒に来てもらうよ
_零@ロゼ_
ロゼ
うん...
もう...いいよね
安心するのは、おかしいかもしれないけど...



終身刑でもいい。もう、いいの...

















────翌日
_千@ゆき_
ゆき
ロゼ、行くよ。
_零@ロゼ_
ロゼ
うん...
_千@ゆき_
ゆき
大丈夫。捕まえないよ
_零@ロゼ_
ロゼ
...え?
_千@ゆき_
ゆき
重要参考人だ。
私と彼は、警視庁に向かった

プリ小説オーディオドラマ