第5話

路地
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2021/01/12 01:27
桐ヶ谷「あーくたがわ!あ、樋口もいる!」


私はスキップしながら路地に来て

周りを見渡す。

さっき探偵社にいた子達か。


樋口「桐ヶ谷さん!?なんでこんなところに!」

芥川「中原さんは今日、出張のはずですが」

桐ヶ谷「私、行かないもん。で、見送りの品をみようって
ぶらぶら歩いてたら芥川見えたからきちゃった。」


兄妹の、妹ちゃんが重症、それ以外は軽症。

さっきいた与謝野さんなら治せるだろう。

私はクスリと笑って


桐ヶ谷「ポートマフィア中原中也幹部補佐桐ヶ谷紗奈。探偵社、以後お見知り置きを」


どうかなそろそろ、あの人が来るはず。


芥川「笑止、これから死ぬやつらに名乗るとは」


っといいながら、向かっていく。

中島くんとぶつかるその瞬間に


?「はぁーいそこまで」


私とすれ違う。


桐ヶ谷「借り、返しましたよ」


そう言うと太宰さんは口角を上げる。


樋口は太宰さんに銃口を向けるが

芥川は笑いながら


芥川「ククッ辞めろ樋口、お前では勝てぬ」


と、窘めた、だが樋口も納得がいかぬ様で


樋口「芥川先輩…でもっ」


と、反論しようとするが


芥川「太宰さん、今回は引きましょう、然し人虎の身柄は必ず、
僕等、ポートマフィアがいただく」

桐ヶ谷「今回は、時間稼ぎできたけど次会う時は敵同士…だよ?」


私は笑いながら、芥川と樋口の後についていく。


桐ヶ谷「異能力『如何なる星の下に』」


私は小声でそう言い、黒服の人たちの足元と銃を凍らせておいた。

少し経てば、溶けるだろうしね。


ヘッドフォンを外すと、いろんな人の心の声が聞こえてくる。


太宰『私も君に借りを作ってしまったね』


と言われた。

私は、その言葉に笑みをこぼし、芥川と樋口に不思議に思われたのはまた別の話。

ヘッドフォンを付け直して


桐ヶ谷「私スーパー寄ってくる」

芥川「わかりました。先に戻っています」

樋口「桐ヶ谷さん気をつけて!」


私は2人に手を振ってから、スーパーに行く

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