第6話

お菓子
1,027
2021/01/19 00:07
んー、どーしよかな

見送りの品だけどー…

お菓子でいいかなw

中原幹部も喜ぶっしょwと思いながらチョコレートを手に取りビルへと帰る。

ビルへ帰ると、ちょうど中原幹部が任務へ行くようだった。


桐ヶ谷「中原幹部これあげます。」

中原「ビターチョコか、ありがとな」

桐ヶ谷「いえいえ喜んでいただけて嬉しいです。」

中原「それより前回の任務の報告書なんだが…」

桐ヶ谷「あ、私芥川に用がありました。ではこれで」


私は逃げるようにその場を離れた。

後ろから声は聞こえるがむしむし…

戻ってきた時が怖いけど…




中也side


前回の報告書提出。

紗奈は文章ではなく四コマ漫画で表していた。

俺の部下にそう伝えられた時はビビったが意外と絵はうまくて

内容も伝わるし許すことにするか。

ビターチョコを食べて任務に出かけることにした



桐ヶ谷side


芥川「やつがれは桐ヶ谷さんと約束などしていないのですが」

桐ヶ谷「まぁまぁー…ね?いいじゃないか!芥川」

芥川「なぜ呼び方を変えたのですか?やはりあの男の死で…」


私は両手を合わせパンっと音が鳴る。


桐ヶ谷「違うよ、よくよく考えてみたの。幹部様に敬語使わないのおかしいでしょ?」

芥川「それでもっ…」

桐ヶ谷「ありがとね芥川…昔見たいに龍ちゃんとは呼べないけど…許してね」


私はそう言って芥川のいた執務室から出て

フラフラっと歩いていた。

地下牢の二人にでも会いに行くか

私はそのまま地下牢に向かうと


Q「お姉ちゃんだ!久しぶりだね!」

桐ヶ谷「最近来れなくてごめんね」

Q「ううん!いいよ!今日は遊べるの?」

桐ヶ谷「もちろん、鍵はさ。持ってないからトランプをやるけど隙間からとろっか」

Q「うん!」


夢野久作…通称Q

異能力者の中でも忌み嫌われる精神異能の持ち主。

だからってこんな小さい子をここに閉じ込めるのは間違っているとは思うけど

敵味方関係なく発動させることができてしまうのは確かに厄介

でも私は


Q「お姉ちゃんは、僕のこと好き?」

桐ヶ谷「もちろん大好きだよ。ここから解放されたら一緒にお出かけしようね」

Q「うん!!僕楽しみにしてる!」


ほんとにかわいいなぁ癒されると思いながら

何気にトランプ強いQちゃんに一勝もできなかった。


桐ヶ谷「Qちゃんなんでそんなトランプ強いの…」

Q「お姉ちゃんと昔からやってたからかな?」


Qちゃんは、こんな場所に閉じ込められているのに

なんでこんなに明るくできるのかな

私も、物心ついた頃からはこのマフィアにいたから

少しだけ自分と重なってしまう。

私は牢の隙間からQちゃんを撫でる。

不思議そうに私のことを見るQちゃんはやっぱり可愛い


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