_次の日_
なんか珍しく朝はやく目が覚めて。
することないし、早めに学校に来た。
まあ当然誰も居なくて、椅子に座って顔を伏せてみる。
そんな事を呟いていると
ガラッ
テヒョンがいた。
なんかこの平穏な空気が幸せ。
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今は8時30分。
けっこう時間たったな。
ガラッ
グクだ.......
そうやって他の女の子には優しく挨拶するくせに....
私が挨拶したら無視するんだよね⁇
.....でも今日はスルースルー
隣の席のグクが席につこうとこっちに向かってくる。
いつもだったらここで挨拶するけど、
今日は
適当にテテを呼んで、横目でチラッとグクを見てみる。
なんかもうどうでもいいみたいな感じ。
キーンコーンカーンコーン
テヒョン side
あのタイミングでチャイム鳴ってくれて良かった。
でもやっぱり言ったほうが良かったのかな
だって、あなたがグク君に挨拶しなかった時、グク君は目を開けて驚いてた。
それに________________
俺と喋ってるあなたを見て、とても悲しそうな顔をしてた
2人は勘違いをしている
でもこのまま勘違いし続けて、すれ違ったらいいのに、なんて。
そんな俺の気持ちは複雑。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。