虎杖くんと佐藤くんが廊下に出たのを見て横尾くんは口を開く
横尾くんはどんッと水筒を置く
思わず持っていたジュースのパックをひねり潰した私は呟く。
横尾くんは私のからになったパックを投げ、パックは何故かジュースでびちょ濡れになっている五条先生に当たる。
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僕たちはお互いを見て頷き合い、作戦を開始する。
まずはあなたがあの女の前でとある紙を落とす。そして僕がそれを拾う。
先生を呼びに行くなんて方便。まああとはあなたが上手くやってくれるでしょ。
____ん?上手く.......殺ってくれるでしょ?
あの子はあれで幼なじみ思いのところがある。以前佐藤が誰かに告白された時ぎゃん泣きしたほどだ。ちなみに虎杖くんと付き合った今でも虎杖と一緒にいる時間よりも僕たちと一緒にいる時間の方が長い。
僕の叫びに教室からわらわらと人が出てくる。
多分僕を追って屋上に来る人もいるだろう。できるだけ早くあなたの犯行を止めなくては
手遅れだった。あなたの足元には1人の少女が転がっていた。
何を思ったか、あなたは凶器であろう無数の釘が刺さった木製バットをぽいっと屋上から放り出す。
何事かと後ろを見ればあら納得。虎杖くんがいた。
虎杖くんてば優しいのねえ、そりゃあなたも惚れるわ。
しかしかしかし......
あなたと肩を組み、虎杖くんに背を向けて話し合う。
そこで僕が来たと.....
いやあ危ない。あともう少しで親友が殺人鬼になるところだった。
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三日坊主の私にとって記念すべき30話目です!!
物語が平和なうちに、♡とか?✩とか💬とか?く、くれちゃってもいいですよ?[壁]・ω・*)チラチラ
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。