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俺は大学卒業する時にサークルで貰った寄せ書きを引っ張り出してきた。

〝笹竹愛梨〟

ふとあいつのことも頭によぎった

学校のパソコンで調べてみる。が

笹竹明日香   15歳 200✕年4月3日
                     兄弟なし
                     11年前に…

同じ苗字だからまさか、とは思ったが見当違いだった。

疲れて寝てしまった。

もう少ししっかりと明日香のことを読んでおけば、これから起こること予測できたのに。

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朝登校すると明日香が熱心に紙と大きい本を見ていた

普段いじってくるからいじり返してやるwww

熱心に読んでたぶん、驚きで手に持っていたものを落とした。

一瞬で教室には張り詰めた空気が広がる。

だけど私が固まったのはその事じゃなかった。


落ちた本はアルバムで、紙は戸籍謄本

アルバムの中には小さい頃の明日香。

たまに私が写っていて、





1枚の写真には…明日香とお姉さんらしき人。と知らない男の人と女の人。

写真の雰囲気からして家族ぽかった。

でも私が知ってる明日香の両親はこの人じゃない。

明日香は諦めたかのように話し始めた

そう、これを知っているのは私と親と…私の身代わりに亡くなった遺族の方

いきなりの展開にクラスがざわめき始める

私と明日香は4歳の時、病院で会った。

私は交通事故で。


明日香は…両親に会いに

もう一度写真を見る

お姉さんらしき人…何となく見たことがある。