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第32話

諦められない。
長尾謙杜
あなた、ごめん。
長尾謙杜
俺はその気持ちに応えられない。
この言葉を聞いてから、何分いや何時間経っただろう
私は今も止まらない涙を手で拭いながら、公園のベンチから、夜空を見上げていた
あなた

(あぁ〜私の恋終わったんだ…)

あなた

(最初っから無理な恋だって、叶わない恋だってわかってたのに……)

そう思うと、今はだいぶおさまってきた、涙がまた大量に出てくる
あの、大丈夫ですか?
私がまた、泣き始めると、ある人が声をかけてきた
声がする方へ顔を上げると、そこにたっていたのは、長尾謙杜と同じグループの西畑大吾だった
西畑大吾
さっきから泣いてますけど、大丈夫ですか?
あなた

だ、大丈夫です

西畑大吾
ほんま?
あなた

うん

西畑大吾
何があったん?
あなた

好きな人に振られたんです。

西畑大吾
ありゃ
あなた

でも、わかってたんです、最初から無理な恋だって

あなた

だから、少し気持ちがスッキリしてるんです。

私は心配をかけたくないので、嘘を言って、頑張って作り笑いをして西畑大吾にみせた
西畑大吾
好きな人に振られるのは、辛いよな〜
あなた

はい。

あなた

でも、もう諦めましたから、しかもスッキリしましたし大丈夫で、す

私は涙をこらえながら震える声で言った
西畑大吾
ほんまに?もう、諦めたん?
あなた

え?はい

西畑大吾
なら、なんでそんなにスッキリしてなさそうな未練タラタラの顔しとるん?
あなた

え!?

西畑大吾には私が嘘をついてることをすぐにバレた
西畑大吾
最初から無理な恋でも、その人のことを告白するまで好きだったんやろ?
あなた

はい

西畑大吾
なら、あんたの心は、無理な恋だと思っていても諦めずにずっと好きでい続けたんやん
西畑大吾
全然最初から諦めてないやん
西畑大吾
そして、まだ未練タラタラの顔しておるんなら、まだ好きって証拠やろ?
西畑大吾
今振られただけで、諦めたらなんも変わらへんで?
あなた

でも、

西畑大吾
ここで諦めるん?
西畑大吾
まだ希望はあるで、もう少し待ってみ
あなた

はい

なぜか、当たり前の言葉を西畑大吾が言っただけなのに、すごく心に響く。
流石アイドル。
あなた

ありがとうございます。私もう帰りますね

西畑大吾
了解
西畑大吾
あんまり無理すんなよ
あなた

はい

西畑大吾
あ、電話番号教えて
あなた

え?

西畑大吾
いつでも、相談できるように
あなた

いいんですか?

西畑大吾
いいから、聞いてるんやろ?
あなた

はい

私は電話番号を交換した
西畑大吾
ほな、またな
あなた

はい

私は西畑大吾の言葉を思い出しながら、家に帰って考えた。
あなた

(やっぱり謙杜くんのこと諦めきれない。)