第4話

婚約 4
940
2023/03/22 12:16
わたしのことを気にかけてくれる唯一の人
辰石幸次
辰石幸次
君は斎森家の娘っていうのにこんな使用人のように扱われるのはおかしい僕が君の父上にかけあってみるよ
(なまえ)
あなた
幸次さん
辰石
辰石
幸次!辰石の人間であるお前が人様の家のことに口をだすな!
結局辰石のおじさまにひどく叱られてしまったようだけど
わたしの唯一の味方‥‥
辰石幸次
辰石幸次
ああそうだ
つまらないものだけど
よかったらどうぞ
流行りの洋菓子じゃなくて悪いけど
ああいうのは傷みやすいって聞いたから
(なまえ)
あなた
ありがとうございます
使用人の皆でわけていただきます
辰石幸次
辰石幸次
あ‥‥いや
そういうことじゃなくて‥‥
(なまえ)
あなた
ところで今日はどのようなご用なのですか
辰石幸次
辰石幸次
ああ うん まあ‥‥ちょっと大事な用
だよ 君の父上にね
(なまえ)
あなた
辰石幸次
辰石幸次
じゃあまたあとで
おっとりした方ではあるけれどいつもはっきりものをいわれるのに珍しい‥‥
(なまえ)
あなた
(それに普段和装の幸次さんが洋装でいらして何か大切な話をしに来られたのかしら?)
(なまえ)
あなた
結婚の‥‥申し込み‥‥?
(なまえ)
あなた
まさか‥‥
今のわたしは貧しい庶民の娘と変わらない幸次さんとも、もう住む世界が違うのだから‥‥
でも‥‥
使用人
使用人
あなたの下の名前さん旦那さまがお呼びよ
(なまえ)
あなた
え?
斎森真一
斎森真一
話というのは他でもない
縁談とこの家の今後のことだ
あなたの下の名前お前にも今のうちに聞いてもらったほうがいいと思ってな
この斎森家は幸次君に婿養子に入って継いでもらうことにしたそして彼の妻としてこの家を支えるのは
香耶 お前だ
(なまえ)
あなた
(ああ やはり)
父が幸次さんを入り婿にと考えていることは前から気がついていた
だから もしかしたら と
淡い期待を抱いてしまっていた
もしかしたら唯一心を許せる幸次さんと結婚できるかもしれない
もしかしたら斎森家の女主人として存在を許してもらえるかもしれない
もしかしたら香耶はどこかに嫁いでいってもう比べられずに済むかもしれない
もしかしたら父とは昔のように話せる日が来るかもしれない
なんて馬鹿なことを考えたのだろう 全部ありえないに決まっている
斎森真一
斎森真一
あなたの下の名前お前には嫁いでもらう
嫁ぎ先は久堂家
当主の久堂清霞殿のところだ
(なまえ)
あなた
‥‥
(なまえ)
あなた
はい

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