第10話

図書室
48
2018/08/07 12:51
その日は、真優と帰る約束をしていたため、部活が終わる最終下校の時間まで図書室で待つことにした。
さっきの事を考えていた私は、寝てしまっていた。
最終下校の予鈴のチャイムが聞こえると目が覚めた。
図書室の窓からは、グラウンドが見えた。
桃子
( 真優いるかな〜? )
すると、グラウンドのすぐ横の通路に、蓮斗と舞華ちゃんが話していた。
でも、何を話しているかは聞こえない。
舞華ちゃんは、どこかへ行ってしまった。
蓮斗は私を見つけて手を振ってきた。
私は遠慮がちに小さく手を振った。
蓮斗はサッカー部へ戻って行った。
私も図書室を後にして、真優との約束の場所の門の所へ向かった。
桃子
( 舞華ちゃんは何を話してたんだろう。)
門の所に舞華がいた。
舞華は私の方へ向かって歩いてきた。

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