あなたside
蓮が出てって1時間。
もう10時だから中学生は補導の対象になる。
蓮が割ったお皿を片付け、仕方なく食器を洗う。
そういえばみんなどうしたかな...
見に行くか、。
ガチャッ、
布団はひとつだけしか敷かれてなくて、下の子たちだけが布団に入っている。
押し入れからブランケットを4つ出し、布団からはみ出てる康二と、らう、辰哉、ソファーで一緒に寝てる涼太と翔太に掛ける。
年下組には涙の跡があり、泣いたのかな...って。
蓮、帰ってこないな...
どーs((ガチャッ、、
れん?
それだけ言って帰ってった風磨くん。
でも、ポツンと立ってる蓮。
ぐっと手を引かれ、階段を上る。
中学生にもなって一緒に寝る、、なんてあれだけど...
...そして、アラームをかけるのを忘れて寝てしまった。
涼太side
パッと目が覚めると4時半。
起きよ。
とりあえずみんなを起こして、出来るだけ静かに着替えさせる。
俺は下に行ってお姉ちゃんが起きてるか確認。
急いで部屋に行き、ちゃんと二人ともいるかを見に行く。
カチャッ...
ぎゅっと抱き合って寝てるお姉ちゃんとお兄ちゃん。
今日くらいもう少し寝かせてあげよう。
コンコンッ、ガチャッ、
もう喧嘩しないでね、、?
僕たちもできる限りお手伝いするから。
♡10で更新
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。