正直、スヨンの事はよく知らない。
友達にこんな子が居るって情報を聞いて
写真を見せてもらっただけ。
話してる感じだと
別に悪い子じゃなさそうだし、かわいいし。
だから付き合うのOKしたけど
ぽっぽは早くない?!大胆すぎない?!
なんか、違ってきたなー。
まあ、でも、彼女になったんだし、、、
あー、考えてたら面倒くさくなってきた。
今日の昼メシ何食べようかなー。
そんな事を考えてたら
スヨンの唇が近付いてきた。
その時。
少し離れた所から本が数冊落ちる音がした。
スヨンからは見えないけど
僕からは本が落ちる瞬間に近くに
誰か居るのが分かった。
スヨンは少しパニックになっちゃって
図書室から出ようと促すから
僕はぶっちゃけラッキーと思い
スヨンの後ろを付いて行ってたら何か感じた。
その感じる方に目を向けると
女の子が顔を真っ赤にして立っていた。
え?誰?!こんな子うちの学校に居た?!
まじで知らないんだけど
僕、、、
幽霊見えるようになっちゃったのかな??笑
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。