店に入ると、カウンターで佐野くんがホールでケーキを食べていた。この人本当に働く気があるんだろうか?
いらっしゃい、今日は何かありそうな顔してるね
なぜここの人たちは顔で心を読もうとするのか。
せっかくやからさ、試作品のケーキ食べていかん?今文哉にも食べてもらってるんやけど
だからホールで…
あ、いいんですか?
もちろん!
めちゃくちゃ美味しいよ
文哉のは特別やけどな。春らしく桜をいれたシフォンケーキやねん。一応自信作
じゃあ、お願いします
飲み物はどうする?多分ねー、ラテとかが合う気がするんだけど、もちろんブラックでも良いけどね
でも、苦いの苦手だったでしょ?
じゃあ…
いつものカフェラテで!でしょ?
あ、はい
いつもの、とか言いたくならない?
また、このお方はキラキラした笑顔で楽しそうだ。いいなぁ…
あ、今出そうですよ、お悩み
え?
そんな気がします
口の端にクリームをつけたまま笑っていた。なんでほんとにわかっちゃうんだろう?
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。