数日後、染谷くんと私のバイト先で会うことになった
店内に入れば、既に染谷くんがいた
ごめん、お待たせ
いえ、さっき僕も来たばっかです
席について、染谷くんの方を向く
単刀直入に言いますね
好きです
へ???
いきなり宇宙に投げ出された気分だった
脳内は?だらけ
あ、このカフェ?いいよね!メニューも結構豊富だし、
え?本気で言ってます?
染谷くんはため息をついた
須崎先輩、あなたが好きです
なっ、え、?///
でも、高校入ってそんなに関わりないよね..?
ずっとずっと前から好きです
ずっと前って.......
え、もしかして、覚えてるの....?
覚えてないかもしれないけど...僕たち幼なじみなんですよ
あなたちゃん
....覚えてるよ、ゆーくん
!忘れられてると思ってた、
そ、それはこっちのセリフだよ!
2人とも顔を見合わせて、笑ってしまった
すると、染谷くんのスマホが鳴る
ごめん、僕仕事行かなきゃ、
いってらっしゃい
次会った時に、返事聞かせて
ふふっと笑って染谷くんは去っていった
うわ〜、どうしよう、すごい嬉しい、
この時の私はすごく浮かれていた
あなたちゃん、ちょっといい?
あ、はい、
それは、前に告白を断ったサッカー部の先輩だった
じゃーん、これなんだ?
えっ、
先輩がそう言って見せてきたのは、私と染谷くんがカフェで会っておるところを撮った写真だった
この前あなたちゃんが友達と話してるの聞いちゃってさ
これ、週刊誌に出たら困るよね?
なんでこんなことっ、
あなたちゃん、俺と付き合ってよ
先輩はニコッと笑った
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