『好きだよ、』
私の放った言葉、
ツリメくんに届いたみたいで、
当の本人は、、、
自分から告白してきたくせに
抱きしめられていた私を急に遠ざけて、
ぎょっ、とした目で見てくる。
なんで、驚いてるんだろう。
そんなに驚くことなくない???
コミカルな空気流れちゃったじゃん!!
(🔎:コミカルな空気とは)
ほんとだ私泣いてたんだっけ
嬉しくて忘れてたよ
嘘じゃない、全部ほんと。
ツリメくんが驚いてる時に全部止まった。
両思いだったなんて、
どうしよう、これから、、、
「1人でドキドキしてた」って、
ツリメくんもだったんだ。
そう言ったあとツリメくんは
私にティッシュを差し出した。
ぴらぴらと。
あんなに驚くことない。
ちょっといじめたくなって、
ほんの冗談だった。
そう言って手からティッシュをとろうと
ツリメくんの方に手を伸ばした
そしたらツリメくんたらダイタンで、
急に私の頭を両手で押さえて
正面からキスしてきた
でもそれはコンマ数秒の事すぎて
ツリメくんの顔が目の前にあって、
長い間その時間が続いた。
そして「ちゅ」と音をたてて離れた唇は、
どこか寂しくて。
涙なんてもうカピカピになって顔にはりついた。
でももうそんな事どうでもよくて、
私はただただツリメくんが愛おしくて愛おしくて
仕方がなかった。
はーとありがとうございます!!
1200名以上の方々ありがとうございます!!
みなさんやさしすぎです!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!