きりやん視点
まぁ、そういう流れになることは予想ついてたけど....
正直、自分の過去なんか話したくも思い出したくもないくらい最悪だった。
言い出さないってことは、みんなも俺みたいに酷い過去を持ってるってことだよな.....
まぁ、孤児院に入ってたってことはなんかあったからなんだろうけどさ。
Nakamu。
こういう時には、1番に言い出してくれることが多い。
が、少し苦しそうな表情をしていてとても心配だ。
そうして、Nakamuはこう語り始めた
Nakamu
俺は、両親が居ない。
何故ならば、小さい時に亡くしたからだ。
俺のせいで。
俺が確か、3歳とかだったかな、
小さいながら、その時の記憶は鮮明に覚えてるよ。
あ、実は俺、年子の弟がいてね
いつもの様に、家族4人で買い物に行ってたんだ。
丁度、親が少し他のものに目を向けてる時に...
俺は弟を連れて、スーパーを飛び出したんだ。
何を思ったんだろうね....
俺は、好奇心旺盛な性格だから....
駐車場に止まってる車でも気になったのかな。
弟の手を引いて、スーパーを抜け出し、駐車場を飛び出したんだ。
後ろから親が、俺たちがいなくなったのに気づいて慌てて止めに来たみたいだけど...
あまりにも夢中だった俺は、死角から来てた車に気が付かなくて....
気づいた時には車がもうすぐそこでさ、
頭がパニックになって動けなくて....
そしたら、後ろから親が俺たちのことを庇ってさ...
気づいた頃には親は血まみれで...
何が起きたのか俺には分からなかった。
俺と弟は無傷だったんだけど、
両親が俺たちを庇って完全に車に轢かれて....
.....即死だったみたい。
俺が飛び出さなければさ....
って、今更遅くて....
弟は祖父母の家に引き取られて、
俺はパニックで少しの間記憶障害みたいになっててさ...
気づいた頃には孤児院だった。
きりやん視点
そう話し終えたNakamuは、俯いて、泣きそうな声だった....
全員、何も言い出せなかった..
そういって、きんときはNakamuのそばに近寄った。
















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。