「……」
少年は静かな夜。上を向いて黙っていた
少年は少女と別れたあと、親…
いや、人に連れられ小屋に帰ってきた
少年の家は農家だった
都会とはかけ離れた所にある、山の中にある家に住んでいる
家では牛や豚などがいて、その動物たちに餌やりや体調管理は全て少年にやらせていた
正にあいつの奴隷というような感じだった
しかも、暴行まで行われ、傷つけられている
ストレス発散としてね
だから今日は少し離れた山の中まで行って星を見に行った
少年は神話を見ている時は心が落ち着いた
今となっては現実逃避だったのだろうけど
神話は少年に生きる意味を与えてくれている
色んな話が少年に勇気を与えているのだ
そしたら少年と同じように来たのか少女がいた
暗くてよく分からなかったけど、とても綺麗で少年は自分とは違うと思っていた
でも、過去を聞いたら自分と一致するとこがあって、なんだか親近感が沸いた
だから、見つけられてまた地獄のような所に来るのが嫌だった
「…戻りたいなぁ……同じ日に…同じ場所で」
また空を見て思うのだった
その日は星々の中で見守る2つの点があった
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こんばんは一夜です
今回は少年目線を書かせて頂きました
多分もうすぐ完結すると思われます
短いですね。すみません。
少年と少女はどうなるのでしょう
予想してみてくださいね
それではまた次の夜に
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!