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15
2020/09/27

第5話

5つ目の星
「えっと…次はてんびん座だよ」
また知っている星座だ
夏の星座にはたくさんの種類があるんだね
少女は面白くなった
「早く早く!話して話して!」
少女は少年に詰め寄って言った
そして少年は少し慌てながら
「わ、わかったから焦んないで」
といった
そう言われてしまえば少女は黙るしかない
次は少年の言葉を待つために静かになった


さっきまでとは一変している少女に少年は別人みたいと心で思った
「じゃあ話すね」
まず、てんびん座のモチーフは「アストレア」の善悪を計る天秤なんだ


昔は神々も地上にいたとされていて、争いごとなどもなかったので天秤はいつも善の方に動いていた
けど、パンドラが世界中の災厄を詰めていた箱を開けてしまって、人々は欲望が強くなったり働かなくなったりしたんだ


こうなるとアストレアは大忙しになってしまってみんなの善悪を確かめるために天秤をもって移動してたんだ
けど、他の神々はその争う様子をみて天界に帰ってしまってね


でも、アストレアは残って善を進めたんだ
「悪はダメなこと」「悪いことはしてはいけない」と言い続けたんだ
でも、天秤は悪に傾くばかりだった

やがて人々は戦争をし始めてしまった

とうとうアストレアも人々を見限り、天界に帰ってしまってんだ
「この話の天秤が星座のてんびん座のモチーフだよ」
少女は悪いことをしてはいけない。というアストレアの言葉が少年の言葉に聞こえた

そこだけ意思が強かった。伝わってきた

そう思った
「…君は…悪いことしたことある…?」
「え?」
少女がこんなことを言ってきた

悪い事…はしたことがある
いや、現にしているけどね
「えっと…うんあるよ」
少年から
「ある」と言う言葉が聞こえた


でも、少女は「一緒」と思ってしまった

なんだか嬉しかったのだ
少女だって現に悪いことをしている
「そか。私もあるよ。まぁ今してるんだけどね…」
「悪いこと?」
「そう。悪いこと」
ここではいてしまおうか
少女は思った


言えば少しは楽になれるかなって
悩まなくていいかなって


けど、その一歩が進まない
「…なんか悩んでる顔してるよ。どうした?」
少年は少女の事を見てそう思った
少ししか居ないけど悩んでいる気がしたから


少女は少年に言われた
この言葉がきっかけなのか話そうと思えたんだ

今度は私が話す番
「…聞いてくれる?」
少女は一歩踏み出せた
勇気が出たんだ
「もちろん」
それに答えるのが少年の役目だ

次は僕が聞く番
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こんばんは一夜です
今回はてんびん座でしたね
パンドラがいなければ私たちは戦争をすることはなかったのでしょうか
いや、開けなくても悪はいましたね
そう思いながら書いていました
それではまた次の夜に