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2020/10/26

第8話

8つ目の星
「次はね…カシオペア座とアンドロメダ座だよ」
カシオペア…座…?アン…ドロメダ…座?それに2つ…
知らない単語に少女は頭にハテナを浮かべた
「…?」
頭にハテナが出ている少女は分かりやすく、少年は知らないんだな。と思いながら見ていた


その2人の姿はとても微笑ましく、近くにいたら頬が緩んでしまうだろう
「フフッ…知らないんだね。あと、2つあるのは話が一緒だからだよ」
少し煽りながら言う少年は、いつもの大人っぽさはなく、いたずらっ子みたいな顔をしていた


少女は少しびっくりしたが、こんな顔もするんだな。となんだか少し安心していた
そして、2つの理由もわかった
なんでわかったんだろうか?
心でも読まれまのかな
「…フフッ…さ、カシオペア座とアンドロメダ座…だっけ?の神話。話して」
慣れない単語を口にしながらも、話して欲しいと感情が溢れている少女は少年の方を向いていた


少年はなんだかおかしいな
と、思いながら話を進める
「カシオペア座とアンドロメダ座はね…」
カシオペアは古代エチオピア王ケフィウスの妻で、美しい王女アンドロメダ姫の母として出てくるんだ


ある時、カシオペア王妃が自分の娘であるアンドロメダ姫の美しさを自慢してたから、海の神ポセイドンの怒りを買ってしまってね


ポセイドンはクジラにエチオピア王国を襲うように命じたんだ
エチオピア王国の民は、ケフィウス王とカシオペア王妃にポセイドンの怒りを静めるように頼んだ


そしたら、ポセイドンは怒りを静める為にアンドロメダ姫を生贄に出すように要求したんだ
カシオペア王妃とケフィウス王は了承し、アンドロメダ姫を生贄とした


2人は自分の犯した罪を嘆き苦しんだ
そこに現れたのが、勇者ペルセウスだった


ペルセウスはアンドロメダ姫を助け、2人はめでたく結ばれた
「…これがカシオペアとアンドロメダ座の神話」
アンドロメダ姫が可哀想
第三者はそう思うだろう


でも、少女は違った
「ポセイドンさんはそんなことで怒るんだね」
「え?」
そう。少女はポセイドンが怒った理由が分からないのだ


これには少年も意外だったが、改めて考えるとたしかになとも思った
「…でも、確かに…ポセイドンは嫉妬でもしたのかな?」
少し納得しながら少年は少女の方を向いた
「でしょ?でも、嫉妬か。私だったら怒んないけどな」
少女は星を見ながらそういった
「ポセイドンは短気だったのかな」
「フフッ…そうかもね」
少し笑いながら言う様子に少年は戸惑いながら星を見た
「…今日は星が綺麗ですね」
星を見ながら言った少年の耳はなんだか火照っていた


少女も星を見ながらこういった
「…爆発した星かもしれません」
少年は少し震え、笑った
「ヘヘッ…さぁ次の話をしよう」
少年は少女の目をみてそう言った
「うん。次は何?」
少女も少年の目を見て言った
「次はね…」
少女はまたその次の言葉を待つのだ
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こんばんは一夜です
途中に出てきた「星が綺麗ですね」ですが、「月が綺麗ですね」とは異なります
気になる人は調べてみてください
それではまた次の夜に