第29話

🥀
11,224
2022/04/05 04:00
神代 類
…あなた、…?





音がした階段に向かってみると、そこには予想したくなかったあなたの姿が






神代 類
っ……!!!




頭から血を流すあなたの姿






神代 類
っ……み、脈…





あなたの触れたら折れそうなくらい細い腕に指を当てた






熱い





神代 類
脈はある……熱…があるのか…
神代 類
あなた、意識はあるかい?
神代 類
力があったら僕の指を握ってくれ





あなたを仰向けの状態にして血が流れている頭を抱え、空いてる手であなたの手を握る






すると、ピクっとあなたの手が僕の手を握った





神代 類
救急車を呼ぶね、少し……
神代 あなた
や…だ
神代 あなた
呼ば……ないで、そばにいて…
神代 類
あなた……?




あなたの手が僕の服を掴んで離さなかった







神代 類
…わかった、分かったからとりあえず
傷の手当てをしなければ命に関わってしまう
神代 類
すこし痛いと思うが我慢してくれ





あなたを抱えソファーに寝かせ、傷の手当をし始める






神代 類
……






こんな、はずじゃなかったのだけれど






ただもう一度、仲良くしたかっただけなのに







神代 類
終わったよ
部屋に戻ろう





既にあなたの意識は無かった。眠ってしまったようだ






服が雨に濡れたままで冷えていたから着替えさせる。





神代 類





神代 類
やっぱり僕は……「お兄ちゃん」には
向いていないようだね…
神代 類
すまなかったね、あなた





熱が冷めるように冷やしたタオルを額に置き、
暖かく寝れるように布団を被せた







神代 あなた
……






神代 類
あなた…僕は、…







僕は黙ってあなたの部屋を出た





あなたと関わろうとするのはもう






神代 類
やめようか……






𝕟𝕖𝕩𝕥➯➱➩





ごめんまじで文脈無いし話こんがらがってるけど許して
ちなみにこれ予約投稿なんだけどできてるかな!?



早く完結させたいから無浮上の間でもこの小説だけ更新しようとおもって()



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