第31話

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6,330
2022/04/07 09:00




私は布団から立ち上がった






神代 あなた
っ……




熱のせいか、おぼつかない足元



酷い耳鳴りと頭痛、そして吐き気






神代 あなた
気持ち悪っ…





吐きそうになる





神代 あなた
……変わりたいっ…





大丈夫、大丈夫






神代 あなた
っ、、




音もなく部屋のドアを開け、壁に体を預けながら少しずつ類の部屋に向かっていく





視界が白く狭まりゆらゆらとゆれる






神代 あなた
はっ……はぁっ、ふっ…







やっとたどり着いた類の部屋





なかに類はいるかわからないけど、静かにドアを開けた






神代 あなた
……
神代 類
…うん。ここはこうしたほうがいいね
神代 類
…いや、こっちの方が…




類は床に座り込んで何かを作っているようで、こちらには気付いていない






神代 あなた
……






足がフラフラと無意識に動く







ぽすっと音を立てて私は座り込んでおでこを類の背中にくっつけて体重を預けた











神代 類
!?




ガシャンっと大きな音を立てて類の手から落ちるドライバー






神代 類
えっ、あ、え、あなた!?
神代 あなた
……





慌てたようにこちらを振り返る類





神代 あなた
…起きた
神代 類
えっ、あ、お、おはようあなた
神代 類
気分はどうだい?





かなり取り乱していたがもう切り替えたようだ







神代 あなた
……吐きそ
神代 類
ふ、袋を用意してくるよ
神代 あなた
やだ
神代 類
えっ、
神代 あなた
このままで居て





熱がでたら心細くなるというのは本当で








無意識に類の服を掴んで離さなかった私の手









神代 類
どうしてしまったんだいあなた……
神代 あなた
……いやだった…?
神代 類
そんな事ないよ…
神代 類
……触れてもいいかい?
神代 あなた
うん





類は私の頭を撫でた






神代 類
まだ熱は下がっていないようだね
……なんだか昔に戻ったようだ
神代 類
あなたの熱が下がったら…また…
前のように戻ってしまうだろうけどね
神代 あなた
もどらない
神代 類
え……


私の頭を撫でていた類の手が止まった





神代 あなた
やだ撫でるの止めないで
神代 あなた
……ごめんね
神代 類
……え?
神代 あなた
き、気持ち悪いとか、思ったりして、
ごめんなさい……
神代 あなた
ごめん……ごめんなさい…
神代 あなた
今まで酷いこと言ってきてごめんなさい
神代 あなた
類はちゃんと向き合おうとしてくれてたのに
私ばっかり逃げちゃってごめんなさい
神代 類
あなた……
神代 あなた
……ゆるしてなんて言わないからっ…
神代 類
…泣かないで、あなた





類は私の涙を自分の袖で拭く




神代 類
すこし……僕の話も聞いてくれるかい?





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最終話はもう近いぞ




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