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第1話

愛の矛先。
966
2022/02/19 10:22
や、やぁッ…やめッて!
反抗し、駄々をこね。子供のようにじたばたする手首を大袈裟なくらい強く掴む。
痛いぃ…ヒック…やめてッ…やめてよぉ……ッ
コイツが本当に高校生か疑ってしまうくらい小さなことで泣くのは、今まで全てに恵まれた人生だったからだ。

顔はよく、努力せずとも百点をとれ、運動神経も元々良く、親が親バカでなんでも買ってもらえる。そして…発育も。
めてッ!嫌だ、嫌だぁ…ッ!
胸を揉んだのだから、少しは察するくらいして静かにするか喘ぐかくらい出来ないものなのか。
胸を揉まれた事で掴まれなくなった左手で何とも俺のことを叩いてくるが、その力も微細なものだった。


あまりにも声がうるさかったので、無理やり口で塞ぐ。
んぐッ……んッ…グッ……ん…ッ
必死に声を出そうとしヒキガエルのような声が度々出るこの女の様子は、とても滑稽だった。
試しに舌を一方的に押し込んでみたところ…。
ンンッ?!……ら…あッ……あ…ッ!ンッ……ええ!あえッ!
舌を入れられ困惑した後、何とか声を出そうと自身の舌を外に出そうと葛藤し、出たら出たで上手く喋れず気持ちの悪い声で「あええやめて」と言おうとしてくる。
気色が悪い。
無駄に大きい胸を揉んでいた右手を下の方に忍ばせて、下着を脱がす。はやく、こんなことさっさと。終わらせてしまいたかった。

女性用下着を脱がすと、急に実感が湧いてきて吐き気がこみあげる。この長時間じたばたしている体力有り余った足を通すのは難しいので、膝あたりまで持っきたあとはポケットに忍ばせていたハサミでちょんぎった。

ハサミを出した時少しだけ声が収まった気がしたが、怖くなったのかより逃げようと必死になってウザったらしかった。
……どうすればいいのか、わからない。もちろん濡れてるはずがなかったその下の、いれる穴はしっていたが。それで充分な知識とはいえなかった。
クリトリスって名前は知ってるけど実際どこにあるんだ?だとか、穴に指を入れれば濡れるのかだとか。痛くしすぎると濡れないんじゃないかだとか。
は?どうでもよくね?
とりあえずは唇を離すと、唾液がいやらしく糸を引いた。
あッ!!
大声を出そうとする子の大嫌いな女の口に指を4本無理やりいれる。何回も噛まれたがハサミを出すと声と同時にやっと落ち着いた。

さて、それよりも問題なのは。この状態で全く興奮も何も出来るはずがないこのちんこじゃねぇか?適当にしこっとけばいいかとも思ったが、今冷静になれば、体が尋常じゃないくらい汗をかいている。
そもそも最初から俺は、この大嫌いな女への罪悪感しか頭に回ってないのではないだろうか。
うるさい。
『ヤりたくない気持ち悪い吐き気がする逃げ出したいなかったことにしたいもうあの公園にはいかなければいい家に帰りたい家に帰ってAVでもなんでも見てしこってたいうるさいなんで俺がこんなことにだって好きだ好きだ好きだ好きだうるさい。気持ちが悪い帰ろう帰って寝よう。全裸で寝ればいい、気持ち悪い。無理だあーーー無理だ。俺が好きなのになんだよあなたの相手の名前(男)を殺せば解決じゃね?あーーーーーー。何してんの俺。意味ない今すぐこの女の腹に吐けばいいじゃねぇか。朝何食べたっけ?何も食べてねぇ吐けるか?牛乳飲んだからいける。あーでもそれ意味あんのかなー。こんなこと考えるんならはよやれよ。やれやれ。やって帰ればいいんだよ。それで?どうなる?ありがとうって言われて満足か?俺は。きもっちわりぃなぁ。うるせぇ。もうやればいいだろごちゃごちゃ考えんな。でもさ、でもでも俺はさ?』
【嫌いな女で童貞捨てたかなかったんだよ。】
……自身の息子に手を伸ばす。受け入れたのか、ただひっくひっく泣いてるだけになった女を出来るだけ思い出さないようにして。

ほら、気持ちよくね?いっつもやってんじゃねぇか。昨日何見たっけ?昨日は見てないか。一昨日、通勤痴漢OLみたなぁ。ほら、思い出せよ。俺は今しこってOLのえっろい事務服に包まれたしりにぶっかけするんだろ?あの女のケツよかったよなぁ……。

ほら、たてよ。はやく。たて。はやく。はやくはやくはやくはやくはやく。たってヤって終わりだろ。大丈夫、ぶちこむだけだ。濡れてなくても多分いける。だけどたってないと硬さも大きさもダメだろ。ほら、いけるって。思い出せ、もっと。一昨日のこと。興奮してただろ?なぁ。
なぁ、半勃ちでいいかなぁ??
右手の手首を掴むのを辞める。もう、抵抗してないから。ただいれることだけに集中しはやく。萎えないうちにぶっとい太ももをもちあげる。
あなた
(ははっ、ゴミ。)
沢山オナニーしてんのかもしれないが、まんこがしっかりくぱぁしなくても開いて見える。おいおい、処女のくせに欲求不満だけ極めてんのかよ。そのくせしてあんな暴れるとか、そりゃ色気がねーわな。
……ヒック…おね……がい、です。…………やめて…ッ……くださ…ッ…。私好きな人がいるんッ……ッで…。
あなた
うっせぇ萎えるようなこというなッ!!
……ヒッ……は……ぃ…ッ
うるさい、うるさい、うるさい、うるさい!!この女は!!!

好きな人?知ってるわそんな情報!どうせあなたの相手の名前(男)だ。好きなだけだろ?!
好きだから仲良くなりたくて頑張って。恵まれた人生だったからつい考え方が自己中になっちゃったけど、それでも必死に頑張って手に入れようとして、ちょっと嫉妬に駆られちゃって。お前のしたことがそんなちっっぽけなことなことぐらい知ってんだよ!!

気持ち悪いって言ったら結愛の方が何百倍も気持ちわりぃんだ!嫌な女対決してみろよ!結愛が嫌な女ポイント0なら俺はお前にマイナスをやるよ!

ちょっとお前が頑張ってデート誘ってデート出来る所を目撃しただけだ。……それだけだよ。それだけなんだよ、お前の処女膜今から割る理由なんて!!あー!うるせぇうるせぇうるせぇ!!
穴を確認し、ゆっくりちんこを挿入していく。この嫌な女の体が痙攣し、半勃ちなのもあり上手く入りずらいが、それでも無理やりいれようとする。
俺だって……童貞くらい、好きな女結愛にあげたかったけどさ、なぁ……仕方ないだろ?好きな女の頼みなんだよ。少しも俺と視線を合わせてくれず、地面見ながら今日あなたの相手の名前(男)にされて嬉しかったことを毎日のように話すあの女だ。あなたの相手の名前(男)を好きになった理由もちっぽけで、俺だっていつでも必死に願い叶えてやってたのに。
……ぁ…痛ぃッ!
……ゃ…ごめんなッ……ごめッ
半勃ちで、濡れてないまんこにいれるのが。これが俺の初セックスかよ。大丈夫だよ、美少女だし。性格は悪いしうるさいけどさ。
あなた
あー……(濡れてないと、男も痛くなるのか。)
なんというか。小さな針が沢山ある穴にいれてるみてぇな。いってぇなこれ。てか中折れするんじゃね?だめじゃね?
ぁ……ッ…………
…………もう、なんかいいや。

どうでもよくなりそれをヌく。確かに血が出ていて、ちゃんと破ったのだと理解する。
今すぐ家に帰って、AV見てしころう。レイプ物以外で。
その後は公園行って結愛にしたって伝えよう。まだ、こんなことになってもまだ好きになってしまう結愛に。
はぁ……ッ……ハァッ……あ…ッ……はっ…
君に頼まれたから。好きで愛してやまなくてヤりたくて仕方ない君に、頼まれたから俺は…大っ嫌いな女とヤったんだ。
この、名も知らぬような女と。
あなた
(吐き気がする…。)

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