太宰さんと部屋を出て数分。
見慣れた街並みに出てきた。
どこに行くんだろうと着いて行くと
着いた先は武装探偵社だった。
太宰さんに手を引っ張られ
武装探偵社に入って行く
細い腕だけど力は強いな…
そんなことを考えながら。
軽快な挨拶で武装探偵社のドアを開ける
みんな目を丸くしている。
まぁ当たり前だけど、、
もちろん乱歩さんは知っていたかのように
ビー玉を見つめている
そう言って不恰好な挨拶をしてみても
まだ乱歩さん以外は目を丸くしている
そう言って紹介してくれた束の間、
急に地面が揺らいでサイレンが鳴り始めた
そう言って探偵社の全員が部屋から脱出して
私と太宰さんだけが部屋に残っていた。
太宰さんがドアの外から手を伸ばして
私を引っ張ろうとした瞬間
私は太宰さんの手を払ってドアを閉め、内側か
ら鍵を閉めた。
太宰さんがそう言っているように聞こえた。
私はそこで意識を失った。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!