第5話

#お出掛け…?
7,597
2018/06/10 14:41
太宰さんと部屋を出て数分。

見慣れた街並みに出てきた。
どこに行くんだろうと着いて行くと

着いた先は武装探偵社だった。
あなた

え、ここって…

太宰さん
太宰さん
武装探偵社
あなた

そ、それは知ってますけど…

太宰さん
太宰さん
じゃ入ろうか
あなた

ちょ、ちょっと太宰さん?

太宰さんに手を引っ張られ

武装探偵社に入って行く





細い腕だけど力は強いな…

そんなことを考えながら。
太宰さん
太宰さん
グッドモーニン!
軽快な挨拶で武装探偵社のドアを開ける
一同
え、誰?
みんな目を丸くしている。

まぁ当たり前だけど、、





もちろん乱歩さんは知っていたかのように

ビー玉を見つめている
あなた

こ…こんにちは…初めまして…あなたです、

そう言って不恰好な挨拶をしてみても

まだ乱歩さん以外は目を丸くしている
太宰さん
太宰さん
この子も異能力者
そう言って紹介してくれた束の間、








急に地面が揺らいでサイレンが鳴り始めた
一同
な、なんだ!?、!?
太宰さん
太宰さん
大変だ。緊急安全装置が発動してしまった。
あなた

ど、どうすればいいんですか!?

太宰さん
太宰さん
もうこうなったら無理だね。
犯人が立て篭もった時の緊張装置だか誰か鍵を閉めている状態にならないとダメだ。しかも内側からしか反応しない。
全員出てもいいけど
そうしたとしても武装探偵社が木っ端微塵だ
あなた

え、そんな…

太宰さん
太宰さん
もう仕方ないよ。さぁ逃げよう。
そう言って探偵社の全員が部屋から脱出して

私と太宰さんだけが部屋に残っていた。

太宰さんがドアの外から手を伸ばして

私を引っ張ろうとした瞬間



私は太宰さんの手を払ってドアを閉め、内側か

ら鍵を閉めた。
あなた

これで…これでいいんだ…

太宰さん
太宰さん
何をしているんだ!!早く出てこい!!!あなた!!
太宰さんがそう言っているように聞こえた。

私はそこで意識を失った。

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