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第1話

太宰さんとの出会いは
10,067
2018/06/10 14:34
私はそこら辺によくいる学生。

でも実は異能力を隠し持っている。

まぁ、役に立つ異能力じゃないんだけどね

自分が使いたいときに限って使えないし


ほんとこんな能力なんていらないよ。










考え事をしながら歩いていると

足元の段差に気づかず転びそうになった

その時


手を掴まれ

声をかけられた。


太宰さん
太宰さん
ねぇ、君。大丈夫?
あなた

え、太宰…さん?

太宰さん
太宰さん
転びそうだったけど何か考え事でもしてたの?
あなた

いや、大した事じゃないし大丈夫です…

太宰さん
太宰さん
そうなの?それなら良かったけど…
まぁ気をつけてね!

私は新しい自殺方法を考えるのに忙しいんだ
それじゃ!
そう言って太宰さんは去って行った。

例の歌を口ずさみながら。
あなた

なんだったんだろう。

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