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(…えと……)
(ひとまず…何しよ…というか布団とかあるのかな?)
『すいません。あなた様。今入ってもよろしいでしょうか』
あっえっとどうぞ!
スススススッ🚪
あなた様の召使いに任命された“根岸”ねぎと申します
『様』なんて付けなくていいですよ?!
自分ただの居候みたいなものなんで!
いえいえ。僕は位の低いものです。貴方様は『愛叶』あいかという位ですからね
・・・。
あ、あいか?
※主が考えた位でございます。
実際には恐らくありません。
まずは位について説明しましょうか?
す、すみません…お願いします…
“位”というのは身分の高さですね。
ここの白井家では凛様の信頼している方。強い方。というものが基準で位が決められています
上から。
『愛叶』あいか
『協進』きょうしん
『大場』たいば
『涙華』るいか
『無為』むい
『愛叶』は強く、愛があり、永遠に共にいられることを叶えば良いな。
『協進』は協力して進みたい。そこそこの力がある。信頼したい。
『台場』は特別な能力はなく、平均といったところ。裏切る恐れあり。
『涙華』は白井家の雑用係。まだ年齢が幼い。
涙を流してここを去るか、ここで華を見るか。
『無為』は…僕達にも伝えられてないんです。
前、問題を起こし、『無為』になった同期がいました。しかし何も変わらずに生活をしているため、予測がつかないのです
な、なるほど…?
あっ安心してください。全て覚えなくとも大体の意味がわかっていたら良いと思いますから。覚えてなければ少し危ないので
ちなみに根岸サンはどこの位なんですか?
僕は『涙華』です。元々捨て子で凛様に拾われ、今は普通に過ごすことを命じられていますよ
15歳です
『学生の年齢はゆっくりすれば良い』そう言われていまして
凄いですね。あなた様は出会ってまもなくそこまでの位に付けるとは…まだ4人しかいなかったんですよ。
名前を覚えていきたいんですけどその4人の名前を教えてもらうことって出来ますかね?
(まぁすぐ帰れると思うけどね)
『八咫烏』様『神室町』様『翠音』様『虎符』様
ですよ
何百年も連れ添っている仲だとか…そんな噂がありますね僕達の中で
あっ。もうこんな時間ですか
布団はこちらのものを、明日のお召し物はここに。貴重品など持ってきていらっしゃるものがあればここの箱の中に。
朝食はいつでもご用意していますのでなにか御用があれば『涙華』と書かれた札がかかっている部屋に来てくださいね
長々と失礼しましたm(*_ _)m
いえいえ!ありがとうございました
それでは僕はこれで…おやすみなさいませ
おやすみなさい〜
スススススッ🚪
(ふぅ……だいぶ疲れたな…)
(覚えることがいっぱいありそうだ…)
(というか布団私が元の世界で使っていたやつより豪華だよこれ)
(金銭感覚どうなってるんだろ)
(とりあえず寝よ…)
『夜が明け、次の日。』
ふわぁぁ…
やっぱり夢じゃないんだよねぇ…( ̄▽ ̄;)
っと…着替えないとだけど…
私和服の着方なんかわかんない?!?!
(どうしよどうしよ…一応男しかいない訳だし…何とかならないかな…)
(とりあえず根岸サンの所に服持って行こっと…( - - `))
スススススッ🚪
(えっと…“涙華゛……)
(……)
うろちょろうろちょろ…
(うーーん…)
どうしたの?あなた。
さっきからうろちょろして
(うぇ??ここって女の人居ないよね?!なんで?!スパイ的な?!)
(((;°▽°))
えっと…大丈夫?
あっあなた確か…あなたさんだったっけ?
あっえっと…は、はい…
もしかしてなんだけど、“それ”の着方がわかんないの?
そうなんですよ…
(ε-(´∀`*)ホッ)
(なんか良さげな人かな)
ぼk(((殴
あたしが教えてあげよっか´`*
ほんとですか!(๑•̀ㅁ•́๑)✧
是非お願いしたいです!
なら空き部屋で着替えよっか
ここは嫌でしょ
ありがとうございます(●︎´▽︎`●︎)
『物置』
そうそう…そこを通して……ここの袖を引っ張って…
うん…上手!
やった…!出来た!
『翠音様〜!!!!』
翠音くーん♪♪
流石に凛様待たせたらダメだよ〜
……
ごめんね!あたしご飯食べてなくてさぁー!
ばいばーい!
えっあっ
ダッダッダッダッ💨
(行っちゃった…)
(私何しよ…)
てくてくてくてく…
あっ。あなた様!
おはようございます´`*
おはようございます〜
実は白井様がお呼びでして…
案内して貰えますかね?まだ場所を覚えれてなくて…
えぇ!それは勿論なんですけども…
あなた様。ここだけの話…
『愛叶』の位の方は警戒していた方がいいですよ
あっえっと襲ってくるとかじゃないので安心してくださいね
個性的な方が多いのでその場の空気に飲み込まれないように…
わかりました❀.(*´▽`*)❀.
それでは行きましょうか
『少年少女移動中…』
『凛、部屋』
『失礼します。根岸です。あなた様をお連れしました』
うむ。入って良いぞ
あ、えと…おはようございます〜
おぉ〜!可愛らしいのぉ♥
あなたちゃん可愛い〜♡
えっちょっ?!それより少し良いですか?!
なんだ。うるさいぞ
そちらの方たちは…
あぁ、『翠音』すいねじゃ
(❁´꒳`❁)ニコ
そしてこっちのやつが『虎符』こふ
( _ _)
……
やだ〜翠音君また女の子を騙したでしょ
下着まで見ちゃって(╬°▽°)
知ってるんだよ?僕
この服着させたのって翠音でしょ
えっあの翠音さんって…
正真正銘の男だ
ふむ。通りで翠音の匂いがすると思ったわ
ぷっ…wははっwwお前騙されすぎちゃうwww
まぁ〜?僕の演技が完璧すぎるのが悪いんやけどなぁ〜
なっ?!
はぁぁ…ったく…。・:+°。・:+°。・:+°。・:+°。・:+°
むっ?!
んぐぅぅ!?!
しばし黙っておれ
あなたちゃん怖かったねぇ〜よしよし
すまんな
翠音は見た目“は”良いんじゃが中身が少々腐っておってな。
悪気はありまくりじゃが許してやってくれんか
いやまぁ許しますけど…
あぁ、そうだ。さっき紹介した虎符と翠音は双子ちゃんなんじゃよ
…ッス
虎符は基本的に優しいから困ったら虎符に助けを求めるのがまず1つだよ
凛様。
あぁ、わかっておる
あなたよ
お主にこれをやる
?
お守り…?
まぁそんなもんじゃな
中は“紙”とかいう人のやり方はしておらんよ
ちゃーんと悪い妖怪が近づいてこないようになってるからな
ね〜〜凛様〜
あなたちゃんのお世話僕がしたらダメなの?
こんな可愛い女の子、八咫烏には似合わないよ
お主、そのうちなにかやらかすじゃろ
(。¬д¬。)
僕知っておるぞ。祐葉はおなごの妖怪を惚れさせるから問題が起きやすいのじゃ
え〜( ´•ω•`)
神室町サンお気持ちだけで十分ですよ
(●︎´▽︎`●︎)
あの。少しよろしいでしょうか
?
翠音が…逃げ出そうとしてます
む?!
ん゛ん゛〜!!!!お前裏切り者やな?!
逃げても良いが、喋れんままで良いのか?
なんなら妖力でねじ伏せるが
そもそも謝っておらんだろうあなたに。
。・:+°。・:+°。・:+°。・:+°。・:+°
ぷはぁ〜!
……
……(・·・)?
誰がお前なんかに謝るかよww笑えるぅw
はぁ…あのなぁ〜(((
『ドスッ』
い゛っ?!┏○┓
頭を下げろ。翠音
調子に乗りすぎだ
そうだ。白井様の気に触るようなことをするなっ!
てかお前いたんだ。
なっ?!俺は居るぞ!
(すっごい賑やか〜…)
ほら、謝れ
…なんで俺が…(((
『ドンッ💥』
ちょっ!“〇| ̄|_
顔をあげようとするな
に、兄ちゃん分かったよ!謝るから!
…悪かったな…
気にしてないですし、全然良いですよ
俺からも謝る。うちの弟がすまない。
(このお偉いさん達の中で1番まともなのは虎符サンかな)
あっそうじゃそうじゃ
今日、町に降りて仕事があるんじゃが、そこには雑貨もある。どれ、あなたも来るか?
金なら僕がやろう。
そ、そんな!お金だなんて…
うーん…
お主はじっちゃんにお小遣いを貰うことはなかったか?
じっちゃん…あっおじいちゃんですか?
貰うことはありましたね
ふむ。ならありがた〜く貰うのが礼儀というのも知っておろう
変に断り続けても迷惑だ。貰うなら貰え。そして無駄遣いは一切するなよっ!!!!!
ちょっまじうるせぇ
えーと…虎符
はい。なんでしょう
お主も着いてこい。確か今日は特に仕事はなかったはず
…ないです。わかりました
えぇー??!?待って待って?!
僕こーーーんなにあなたちゃんのこと気に入ってるのにお出かけ連れてって貰えないの?!
それだからゆえにじゃ
あと祐葉は今日見回り当番だろ
っちぇ〜
(この人数だけでも私の喋る隙がない…)
(まぁ実際隙があったとしてもこの顔面偏差値が高い皆さんの前で喋りたくないんだけどね)
に(((虎符お土産よろしく〜♪♪
あぁ、
(根岸さんにお土産買ってこ…)
(そんで祐葉サンにもお土産買っちゃおっ♥)
えっちょっ?!
なんだ?うるさいな
それじゃ〜よろしくねあなたちゃん♥
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M IーN A、お気に入り登録感謝感謝じゃぞ♥文字の見た目は大目に見て…
…まぁ…これから見てくれな
僕のことも忘れずに応援よろしくね☆*°
主)神室町の出番次回そんなにないけどなぁ。
祐葉)え?
よろしく。
また遊ぼな〜(´^∀^`)
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夢主の親友ポジになったので全力で作品を盛り上げたいと思う
今世がまさかの(ある意味)王道夢小説の世界だったけど夢女子の一人として不満が満載なので総力を尽くして作品を盛り上げたいと思います 「夢主また屋上でボカロ歌ってんな」 ______ ある日、前世の記憶(限界夢女子時代)が蘇った主人公『親友』。そんな彼女が生活する今世はかつて自分が好きだった作品の"夢小説"の世界だった。 この世界を読んだ人が楽しめるよう盛り上げるべく立ち上がる親友。 夢小説あるあるな展開を作り上げたり、キャラクター達の口調を正したり、時には推しを眺めたりして、今日も彼女は夢主の隣で暗躍していた。 今日も波瀾万丈な夢小説生活が始まる。 ※この作品は、夢小説や夢小説作家の方々を批判するものではありません すでに投稿した文章を時折修正する可能性がございますが、内容には支障をきたさないようなるだけ注意させていただきます 夢小説あるあるをコメントしていただけるとありがたいです 作品内で使わせて頂く可能性があります 表紙は自作です
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「百花繚乱」と私。〜悪の組織と秘密の任務〜
━━「百花繚乱」って知ってる? ──え、あの都市伝説って言われている? ━━そう、悪の組織から私たちを守ってくれるっていう組織 ごく普通の高校生、楠若葉。ある日、都市伝説とも言われている「百花繚乱」のリーダーからスカウトを受けて────!? これは、私達が悪の組織に立ち向かう物語。 表紙画像 菜月様 https://mobile.twitter.com/0802_na_ 2022/5/17 シルバーランク ありがとうございます! 2022/5/24 ゴールドランク ありがとうございます!
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転ばないで
俺たちは何ら変わらない学生で 遊んで、勉強もして 夢も持って目標に向かって 学校生活を送っていた。 毎日が変わりない楽しい日々 こんな風に大人になっても 馬鹿みたいに笑って 社会の愚痴言って 友達と繋がるもんだと思っていた。 ただ、その当たり前が崩れたのは "あの日"がはじめてだった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!