第34話

#025

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2021/02/12 23:33

あなた「眠い…」

私、天ヶ瀬 あなた。17歳。

今、絶賛テスト期間中でーす。

だから部活は中止。及川さんに会うことも無い。

正直助かっている。

…で、徹夜でテスト勉強している訳だが…。

今回は範囲が広くて終わる気がしない。

特に数学。

むり。

しぬ。

三葉「あぁ…。もうダメだぁ…」

隣で三葉も死んでる。

あなた「最終手段…誰かに教えてもらうしかないな…」

三葉「誰に教えてもらうのさ~…。先輩とか…ん？」

あなた「なに」

三葉「先輩！！！！及川先輩！！！」

あなた「あっ、はいスルーしまーす」

三葉「なんで~！！だって先輩って言ったら及川先輩でしょ？文武両道だって噂だし！！」

知らねぇよ。てか文武両道とかムカつくんだけど。

あなた「やだよ。部活停止期間まであの人に会いたくない」

三葉「良いじゃん、行こーってば！あ、じゃあ着いてくるだけ！」

あなた「やだ」

三葉「お願い！！！ケーキ奢るから！！」

あなた「…まじ？」

三葉「うん、ケーキバイキング行こー！」

あなた「…二言が無いなら一緒に行く」

三葉「ほんと？やったー！」

そこまで言ってはっと気付く。

なんでまたケーキに釣られてしまったんだ…。

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第35話番外編〖バレンタインの日には〗

なち ✧

コンテスト受賞作品

グランプリ

好きになるのはキミ限定【完結】

なぁな

編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。