ありあわせの地図を投げ捨てた
思うがまま走りたい
それは何処に行くかじゃなく
何処まで行けるかさ
迷う時は造ればいい 道を…
昨日に縛られた明日はいらない
隣を行く君が胸のドアを叩く
“笑いながら、逝こう”
ありきたりなモラルをまたひとつ
油性のペンで消してゆく
生き方にルールがあるなら未完成なままで
傷ついても 傷つけても いつか…
間違いや矛盾の明日でもいい
止まらない鼓動が 僕のドアを壊す
“君とともに、逝こう”
昨日に縛られた明日はいらない
隣を行く君が胸のドアを叩く
弱さや孤独の闇に投げよう
戻らないと決めた この心当たりの鍵を
“笑いながら、逝こう”
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!